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「きぼう」日本実験棟の船外実験プラットフォームが船内実験室に取り付けられ、「きぼう」は船内および船外の実験環境を有する恒久的な軌道上実験施設として完成しました。
第1回船外活動では、船外実験プラットフォームの取付けに向けて船外実験プラットフォーム結合機構(Exposed Facility Berthing Mechanism: EFBM)の断熱カバーを取り外す作業が行われたほか、ペイロードベイ(貨物室)内での作業、宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle: HTV)の到着に向けて「ハーモニー」(第2結合部)の共通結合機構(Common Berthing Mechanism: CBM)の窓のカバーを解放する作業などが行われました。第1回船外活動は、米国中部夏時間7月18日午前11時19分(日本時間7月19日午前1時19分)から開始され、5時間32分にわたり実施されました。
なお、飛行5日目のスペースシャトルの機体の詳細検査は必要ないと判断されました。NASAではこれまでに得られたデータを基に、帰還に問題がないか機体の状態を評価するために解析が続けられています。
第1回船外活動で船外実験プラットフォームの取付け準備が整った後、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)により、米国中部夏時間7月18日午後0時58分(同7月19日午前2時58分)に、スペースシャトル「エンデバー号」のペイロードベイ(貨物室)から取り出す作業が開始されました。
ペイロードベイから取り出された船外実験プラットフォームは、SSRMSからスペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)に受け渡されました。そして、SSRMSが船内実験室への取付けが可能な位置まで移動した後、再度SSRMSで把持され、船内実験室の船外実験プラットフォーム結合機構(Exposed Facility Berthing Mechanism: EFBM)に取り付けられました。取付け作業が完了したのは、米国中部夏時間7月18日午後6時40分(同7月19日午前8時40分)でした。
その後、船外実験プラットフォームの運用に必要となるサブシステム(電力系、通信制御系、熱制御系)が、筑波宇宙センター(TKSC)からのコマンドにより順次起動され、船外実験プラットフォームの機能が正常であることが確認されました。これにより、「きぼう」日本実験棟は完成しました。
若田宇宙飛行士は、船外実験プラットフォームの取付けが本日の作業の中心でした。ダグラス・ハーリー宇宙飛行士と協力してSSRMSを操作し、スペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)を操作するマーク・ポランスキー、ジュリー・パイエット両宇宙飛行士と連携して、船外実験プラットフォームの取付け作業を成功させました。
なお、飛行4日目、NASAの国際宇宙ステーション(ISS)のミッション・コントロール・センター(Mission Control Center: MCC)では、星出宇宙飛行士がCAPCOM(Capsule Communicator)としてクルーと交信を行い、クルーの作業を支援しました。
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