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国際宇宙ステーションの組立フライト 12A.1(STS-116)

STS-116 NASAステータスレポート#20

最終更新日:2006年12月20日

2006年12月19日(火) 午前8時30分(米国中部標準時間)

2006年12月19日(火) 午後11時30分(日本時間)

4回の船外活動に成功し、新しいトラスの運搬・取付けを行い、ISSの電力系統の構成を変更したスペースシャトル「ディスカバリー号」のクルーは、本日、国際宇宙ステーション(ISS)から分離する予定です。

ディスカバリー号はISSに8日間滞在し、約1.8トン以上の機器や補給物資、さらに新しいISSの第14次長期滞在クルーをISSに運びました。

ISSとディスカバリー号の間での、最後の機器の移送を終え、ディスカバリー号のクルーは、ISSのクルーに別れを告げます。米国中部標準時間12月19日午後0時57分(日本時間12月20日午前3時57分)に、ハッチが閉じられる予定です。ISSからの分離は12月19日午後4時09分(日本時間12月20日午前7時09分)に予定されています。

パイロットのウィリアム・オーフェリンの操縦で、ディスカバリー号はゆっくりとISSから離れます。その後、ディスカバリー号はISSの周囲を回ります。周回中に、クルーは新しいP5トラスが取り付けられ、P6トラスの左舷側の太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)が完全に太陽電池ブランケット収納箱(Solar Array Blanket Box: SABB)に収納され、きちんと固定されたISSの姿を目にすることができます。

ディスカバリー号は、12月19日午後6時00分(同12月20日午前9時00分)ごろに、ISS近傍から離れる予定です。クルーは、12月19日午後10時47分(同12月20日午後1時47分)に就寝する予定です。ディスカバリー号は、12月22日午後2時56分(同12月23日午前5時56分)に、フロリダ州のNASAケネディ宇宙センター(KSC)に着陸する予定です。

ISSにドッキング中は、4回の船外活動を中心に作業を行いました。ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のロバート・カービームは4回すべての船外活動を行い、1回のスペースシャトル・ミッション中にひとりの宇宙飛行士が行った船外活動回数の記録を打ち立てました。カービームは、3回目の船外活動は新しいISS長期滞在クルーのサニータ・ウィリアムズとともに行い、その他3回の船外活動はMSのクリスター・フューゲルサングとともに行いました。

1回目の船外活動はP5トラスの取付け、2、3回目は電力系統の切替え、そして4回目はP6トラスの左舷側のSAWの収納を完了させるため、船外活動を行いました。

P6トラスのSAWは、2000年末に展開されました。12月13日、飛行管制官がSAWを途中まで収納し、全31ベイの内17ベイが伸展したままとなりました。そして12月16日に実施された第3回船外活動では、カービームとウィリアムズの支援により、さらに6ベイを収納することができました。12月18日の船外活動で、カービームとフューゲルサングは収納を完了させるための作業を行いました。

ディスカバリー号のクルー(コマンダーのマーク・ポランスキー、オーフェリン、MSのニコラス・パトリック、カービーム、フューゲルサング、ジョアン・ヒギンボサム、そして約6ヶ月のISS滞在を終えて帰還する欧州宇宙機関(ESA)のドイツ人宇宙飛行士トーマス・ライター)は、12月19日午前7時47分(同12月19日午後10時47分)にギア・ダディーズによる“The Zamboni Song”という曲で起床しました。クルー全員のためにかけられたこの曲は、訓練チームがリクエストしたもので、彼らはオーフェリンに対して、彼のために、ディスカバリー号がISSの周りを半周回するように計画したのだと伝えました。

ISSでは、第14次長期滞在クルーのコマンダーであるマイケル・ロペズ-アレグリアと、フライトエンジニアのミハイル・チューリンとウィリアムズが、12月19日午前8時17分(同12月19日午後11時17分)に目覚ましの音で起床しました。

次回のSTS-116ステータスレポートは12月19日午後(同12月20日昼間)、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/shuttlemissions/sts116/news/STS-116-20.html
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。


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