スペースハブ・モジュール
最終更新日:2006年12月1日
スペースハブ・モジュールは、国際宇宙ステーション(ISS)へ運搬する物資を搭載するためのモジュールです。
スペースハブ・モジュール内は与圧、および温度・湿度が管理されているため、クルーが、スペースシャトルのミッドデッキからトンネルアダプターを経由してスペースハブ・モジュール内に入ることができます。スペースハブ・モジュール内には、ミッドデッキで使われているものと同様のミッドデッキタイプ・ロッカーとスペースハブ・ダブルラック(シングルラックも設置可能)のほか、ISSで採用されている国際標準ペイロードラック(International Standard Payload Rack: ISPR)も搭載できます。
STS-116ミッションでは、スペースハブ・モジュールに以下の物資が搭載されます。
- VBSP(Video Baseband Signal Processor)
- ラジエータ回転用モータのコントローラ(Rotary Joint Motor Controller: RJMC)
- S1トラス上に設置する外部TVカメラ(External TV Camera Group: ETVCG)の交換品
- 酸素生成システム(Oxygen Generation System: OGS)関連機器
- 調整可能な把持部(Adjustable Grapple Bar: AGB)
- 遠隔電力制御モジュール(Remote Power Control Module: RPCM)
- NIRA(Nickel Removal Assembly)
- 活性炭ろ過装置(Charcoal Bed Assembly: CBA)
- コントロール・モーメント・ジャイロ(Control Moment Gyro: CMG)関連機器
- 制振装置付きトレッドミル(Treadmill Vibration Isolation System: TVIS)のジャイロ
- AAA(Avionics Air Assembly)
(写真、画像は全てNASA提供)