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国際宇宙ステーションの組立フライト 12A.1(STS-116)

STS-116 NASAステータスレポート#19

最終更新日:2006年12月19日

2006年12月18日(月) 午後8時00分(米国中部標準時間)

2006年12月19日(火) 午前11時00分(日本時間)

スペースシャトル「ディスカバリー号」のクルーであるロバート・カービームとクリスター・フューゲルサングは、6時間38分の船外活動を行い、P6トラスの左舷側の太陽電池パドル(Solar Array Wings: SAW)を太陽電池ブランケット収納箱(Solar Array Blanket Box: SABB)にきちんと収納する作業を実施しました。

12月13日から開始されたSAWの収納作業は、飛行管制官との協調作業により完了し、来年春に予定されているスペースシャトル・ミッションで、右舷側のSAWを収納する作業のための準備が整いました。STS-120ミッションで、P6トラスは左舷(port)側トラスの端に移設され、SAWが再び展開されます。

米国中部標準時間12月18日午後5時54分(日本時間12月19日午前8時54分)、SAWがSABBに完全に収納されると、ミッション・コントロールでは拍手が沸きあがりました。ディスカバリー号と国際宇宙ステーション(ISS)のクルーは、12月18日午後6時34分(同12月19日午前9時34分)にふたつのSABBの各ラッチが閉まると、地上の支援チームをほめたたえました。フューゲルサングは、来年3月に収納が予定されているP6トラスの右舷側のSAWなどの写真を撮影しました。写真は次回スペースシャトル・ミッションの作業の計画作成に役立つことになります。

P6トラスのSAWは、2000年11月にSTS-97ミッションでISSに運搬され展開されました。12月13日、飛行管制官がSAWを途中まで収納し、全31ベイの内17ベイが伸展したままでした。そして12月16日に実施された第3回船外活動の最後に、カービームと飛行管制官がさらに6ベイを収納し、あと11ベイが伸展している状態となりました。飛行管制官はコマンドを合計71回送信しました。

第4回船外活動で、第14次長期滞在クルーのフライトエンジニアであるサニータ・ウィリアムズとSTS-116ミッションのミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)であるジョアン・ヒギンボサムが「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)を操作して、カービームとフューゲルサングをSAWの近くまで移動させました。パイロットのウィリアム・オーフェリンが、船内から船外活動を指揮しました。また、ふたりの船外活動クルーは、前回までの船外活動でカナダアーム2に取り付けられた多層断熱材(Multi Layer Insulation: MLI)を、しっかりと固定する作業も行いました。

カービームは本ミッション中に4回の船外活動を行い、1回のスペースシャトルの飛行中にひとりの宇宙飛行士が行う船外活動の回数としては過去最多の記録を打ち立てました。また、カービームは、ISSの組立て・メンテナンスのために計7回の船外活動を行ったことになります。カービームが行った船外活動の合計時間は45時間34分となりました。なお、マイケル・フィンク宇宙飛行士も、第9次長期滞在クルーとしてISSに滞在していた間に、4回の船外活動を行っています。

STS-116ミッション中の船外活動の作業時間は、合計で25時間45分でした。

また、クルーは、ISSとディスカバリー号の間で約1.8トン、ISSとスペースハブ・モジュールとの間で約1.4トンの機器や補給物資の移送を本日終えました。

ディスカバリー号は、12月19日午後4時09分(同12月20日午前7時09分)にISSから分離し、12月22日午後2時56分(同12月23日午前5時56分)にNASAケネディ宇宙センター(KSC)に着陸する予定です。

次回のSTS-116ステータスレポートは12月19日午前(同12月19日深夜)、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/shuttlemissions/sts116/news/STS-116-19.html
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。


  

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