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国際宇宙ステーションの組立フライト 12A.1(STS-116)

STS-116 NASAステータスレポート#07

最終更新日:2006年12月13日

2006年12月12日(火) 午後10時30分(米国中部標準時間)
2006年12月13日(水) 午後1時30分(日本時間)

本日行われたSTS-116ミッションの1回目となる船外活動で国際宇宙ステーション(ISS)に新しいトラスが取り付けられ、ISSは約1.8トン重くなりました。

ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のロバート・カービームとクリスター・フューゲルサングは、ISSにP5トラスを取り付け、また今後のISS組立て作業に必要な故障していたカメラの交換を行うため、ISSの船外へ出ました。ふたりは今後の船外活動作業の軽減になる追加の作業も行うことができました。その追加の作業としては、新しいP5トラスを既存のトラスへ接続する作業や、打上げ時に動かないように固定していた器具の取外し、そしてP6トラスを現在の暫定的な設置場所から恒久的な設置場所の左舷トラスの端へと移動したときに結合させるためのラッチを開放する作業などが行われました。

船外活動は、米国中部標準時間12月12日午後2時31分(日本時間12月13日午前5時31分)に開始され、カービームとフューゲルサングは12月12日午後9時07分(同12月13日午後0時07分)に、ISS内に戻りました。P5トラスは、12月12日午後4時45分(12月13日午前7時45分)に公式に取り付けられ、船外活動クルーによる結合作業は12月12日午後5時21分(同12月13日午前8時21分)に完了しました。今回の船外活動の作業時間は、6時間36分間でした。

ふたりが「クエスト」(エアロック)に戻ると、カービームは、ビッグバン理論でノーベル賞を受賞したゴダード宇宙飛行センター(GSFC)の科学者ジョン・C.・マザー博士を含む、ノーベル賞受賞者に祝福の言葉を述べました。

P5トラスを取り付けたことで、クルーはミッションの次の段階、つまりISSの電力配線変更に進むことができます。2006年9月にSTS-115ミッションで運ばれたP4トラスには太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)が搭載されていますが、このSAWが太陽を追尾して回転できるように、12月13日にP6トラスの左舷側の太陽電池パドルを格納する予定です。その後、12月14日にカービームとフューゲルサングが再び船外活動を行い、P4トラスのSAWにより発電される電力をISSで利用できるように、外部の配線を切り替える予定です。

一方、ミッション・マネージャらは、飛行の最初の3日間に撮影された画像を詳細に分析した結果、スペースシャトルの耐熱シールドは、安全に地球へ帰還できる状態であるという結論に達しました。同時に、もし必要なら12月13日に行われる予定であった詳細検査は、必要ないという決定も下されました。

ディスカバリー号の7人のクルーは、12月12日午前9時47分(同12月13日午前0時47分)に、スウェーデン出身のグループABBAの”Waterloo”という曲で起床しました。これはフューゲルサングのためにかけられたものです。フューゲルサングは、船外活動の準備としてカービームとともに一晩を過ごしたクエストの中から、「今朝はいい音楽だね」と言いました。

クルーは、P6トラスのSAWの収納状況が十分に見える位置に「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)を動かした後、12月13日午前1時17分(同12月13日午後4時17分)に就寝する予定です。クルーの飛行4日目(訳注:飛行5日目の間違い)は、12月13日午前9時17分(同12月14日午前0時17分)から始まる予定です。ISSの第14次長期滞在クルーは、40分(訳注:30分の間違い)長く睡眠時間が与えられ、12月13日午前9時47分(同12月14日午前0時47分)の起床予定となっています。

次のSTS-116ステータスレポートは12月13日午前(12月13日深夜)、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/shuttlemissions/sts116/news/STS-116-07.html
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。


  

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