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スペースシャトルは、国際宇宙ステーション(ISS)の下方約180mの地点でスペースシャトルを360度縦方向に回転させるR-Bar・ピッチ・マヌーバ(R-Bar Pitch Maneuver: RPM)を行い、この間にスペースシャトルの熱防護システム(Thermal Protection System: TPS)に損傷がないかどうか、ISS長期滞在クルー2名が望遠レンズを取り付けたデジタルカメラで撮影します。
オービタ・ドッキング・システム(Orbiter Docking System: ODS)の中央部に取り付けたカメラの映像を見ながら、コマンダーの手動操縦により、スペースシャトルをISSに接近させ、ISSの与圧結合アダプタ2(Pressurized Mating Adapter 2: PMA-2)に結合させます。
ISSに入室した2J/A(STS-127)クルーは、第20次長期滞在クルーに迎え入れられます。
2J/Aクルーが入室すると、ISSには米国、ロシア、欧州、カナダ、日本から、これまでで最大となる13名の宇宙飛行士が集まることになります。
若田宇宙飛行士とティモシー・コプラ宇宙飛行士が交代します。コプラ宇宙飛行士は、第20次長期滞在クルーのフライトエンジニアとしてISSに滞在し、STS-128ミッション(2009年8月予定)で帰還する予定です。
コプラ宇宙飛行士専用シートライナーを、緊急事態の際に地上に帰還するためのロシアのソユーズ宇宙船に取り付けた時点で、長期滞在クルーの交代は正式に完了します。
クルー全員で飛行4日目の第1回船外活動の手順を確認します。また、第1回船外活動を担当するクルー2名は「クエスト」(エアロック)内で一晩を過ごし(キャンプアウト)、気圧の低い環境(約0.7気圧)で体内からの窒素の排出を促し翌日の船外活動に備えます。
(動画、画像は全てNASA提供)
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