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国際宇宙ステーションの利用補給フライト ULF1.1(STS-121)

STS-121 NASAステータスレポート#12

最終更新日:2006年7月11日

2006年7月10日(月)午前3時00分(米国中部夏時間)
2006年7月10日(月)午後5時00分(日本時間)

本日、スペースシャトル「ディスカバリー号」のミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のマイケル・フォッサムとピアース・セラーズは、STS-121ミッション中に3回予定されているうちの2回目の船外活動を行い、国際宇宙ステーション(ISS)のモービルトランスポータ(台車:MT)に関わる作業と、ポンプモジュールを設置する作業を行う予定です。

ディスカバリー号のクルーは、米国中部夏時間7月10日午前1時8分(日本時間7月10日午後3時8分)にColdplayの“Clocks”という曲で起床しました。この曲は、第2回船外活動の日のために、セラーズの家族がリクエストしたものです。

船外活動は7月10日午前7時13分(同7月10日午後9時13分)から始まり、約7時間かけて行われる予定です。フォッサムとセラーズは始めに、ISSの熱制御システム用ポンプモジュールの予備品が積載されている、ディスカバリー号のペイロードベイ(貨物室)に向かいます。ペイロードベイでは、ポンプモジュールに「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)が把持するための固定グラプルバー(Fixed Grapple Bar: FGB)を取り付けます。これで、船内のMSのリサ・ノワックとステファニー・ウィルソンが、カナダアーム2を操作してポンプモジュールを船外保管プラットフォーム2(External Stowage Platform-2: ESP-2)へ移動させることができるようになります。

ポンプモジュールが移動する間、フォッサムとセラーズはペイロードベイに留まり、次の作業となる、MTの地球方向にあるTUS(Trailing Umbilical System)リールアセンブリの交換を行う準備をする予定です。

フォッサムとセラーズは、TUSリールアセンブリの交換作業に向けてペイロードベイを整えた後、S0(エスゼロ)トラスへ移動して交換作業の準備を行う予定です。この交換作業では、フォッサムが電気ケーブルの接続を外し、セラーズがTUSリールアセンブリを交換します。準備が整うと、ふたりはS0トラスを離れESP-2へ移動し、ペイロードベイから運ばれてきたポンプモジュールのカナダアーム2からの取り外しとESP-2上の保管場所への設置作業を支援します。このポンプモジュールは、予備品として軌道上に保管され、今後必要があれば使用されます。

その後フォッサムとセラーズはS0トラスへ戻り、TUSリールアセンブリを取り外します。フォッサムは、カナダアーム2の先端に乗り、取り外したTUSリールアセンブリを掴んでペイロードベイへ運びます。セラーズは、自力でペイロードベイに移動し、フォッサムが掴んでいる古いTUSリールアセンブリを新しい物と持ち替える準備を行います。フォッサムが新旧のTUSリールアセンブリを持ち替えた後、ふたりはS0トラスへ戻り、新しいTUSリールアセンブリを取り付け、電力供給/データ伝送用ケーブルの配線を戻します。これによりMTが再び冗長構成を取れるようになり、今後のISSの組立作業で再び使用できるようになる予定です。

ディスカバリー号のコマンダーであるスティーブン・リンゼイとパイロットのマーク・ケリーも、それぞれ船外活動の支援を行う予定です。リンゼイはスペースシャトルのシステムの監視とビデオ/テレビの設定を行い、ケリーは船外活動全体を監督し、船外活動を行う宇宙飛行士たちに指示を出します。

第13次長期滞在クルーのコマンダーであるパベル・ビノグラドフ、フライトエンジニアのジェフリー・ウィリアムズとトーマス・ライターは本日も、不要品や不必要になった機材・補給品を地上に回収するために「レオナルド」(多目的補給モジュール1)に運び込む作業を行う予定です。4,300ポンド(約1,950kg)以上の物資が地上に回収される予定です。

次のSTS-121ステータスレポートは、7月10日の夕方(同7月11日朝)、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/news/sts121/STS-121-12.html
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。


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