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国際宇宙ステーションの利用補給フライト ULF1.1(STS-121)

TUSリールアセンブリ

最終更新日:2006年6月27日

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S0トラスとTUSリールアセンブリ(提供:NASA)

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MTとIUA(提供:NASA)

Trailing Umbilical System(TUS)は、トラス上を移動するモービルトランスポータ(台車:MT)に電力の供給やコマンド/データ、ビデオ信号を伝送するためのケーブルです。TUSは、ケーブル、リールアセンブリ(ケーブルを収納)、MTのケーブル接続部であるインタフェース・アンビリカル部(Interface Umbilical Assembly: IUA)等から構成されます。国際宇宙ステーション(ISS)のS0(エスゼロ)トラスには、TUS1とTUS2の2台が冗長構成として設置されています。

IUAにはケーブルが絡まってMTが動けなくなる場合などの緊急時にケーブルを切断するためのケーブルカッター(TUS Disconnect Actuator: TDA)が装備されています。2005年12月16日に、TUS2ケーブルがTDAの誤作動により切断されてしまい冗長構成がとれなくなり、MTが使用できなくなりました。

今回のミッションでは、船外活動によりリールアセンブリごと交換修理を行います。またIUAの交換修理もあわせて行い、今後はケーブルカッター機能は削除されます。

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