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国際宇宙ステーションの利用補給フライト ULF1.1(STS-121)

STS-121 NASAステータスレポート#07

最終更新日:2006年7月8日

2006年7月7日(金)午後7時00分(米国中部夏時間)
2006年7月8日(土)午前9時00分(日本時間)

本日、STS-121ミッション・マネジメント・チーム(Mission Management Team: MMT)は、スペースシャトル「ディスカバリー号」の消耗品の使用割合を検討した結果、飛行を1日延長して13日間とすることを決定しました。1日の飛行延長により、熱防護システム(Thermal Protection System: TPS)の修理技術の試験や、赤外線カメラを評価する第3回船外活動を実施することができます。

ミッション延長に伴い、ディスカバリー号は米国中部夏時間7月17日午前8時12分(日本時間7月17日午後10時12分)に、フロリダ州のケネディ宇宙センター(KSC)に帰還する予定となりました。

本日行われた最も重要な作業のひとつが、「レオナルド」(多目的補給モジュール1)を、ディスカバリー号のペイロードベイ(貨物室)から国際宇宙ステーション(ISS)の「ユニティ」(結合モジュール1)の一時的な結合場所への移設でした。7月7日午前4時45分(同7月7日午後6時45分)頃、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のステファニー・ウィルソンは、作業を開始するために「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)を操作しました。開始直後、ユニティの共通結合機構(Common Berthing Mechanism: CBM)カバーの緩んだストラップが、レオナルドとユニティ間の適切な気密を妨げる懸念が出たものの、7月7日午前7時15分(同7月7日午後9時15分)、レオナルドは無事ユニティに結合されました。リークチェックで気密が確認され、クルーが今後数日かけて補給品や機材をレオナルドからISSへ移送する作業の準備が整いました。

ディスカバリー号のクルーは、7月7日午後6時00分(同7月8日午前8時00分)を少し過ぎた頃に就寝しました。クルーは、7月8日午前2時00分(同7月8日午後4時00分)に起床し、第1回船外活動の準備を始める予定です。

また本日、ミッションマネージャがディスカバリー号の耐熱シールドの初期的な検査について確認を行い、さらに注意が必要な箇所を選別しました。突出したギャップフィラー(gap fillers)、ノーズキャップ、耐熱シールドブランケットなど、6箇所が重点箇所とされていました。

7月7日のMMT会議後の記者会見で、オービタ・プロジェクト・オフィス・マネージャ(Orbiter Project Office Manager)のスティーブン・パウロスは、耐熱シールドの検査作業について詳しく説明しました。詳細な検査の対象となった箇所には特に懸念材料は無かったものの、ディスカバリー号の耐熱シールドが完全に安全と判断されるには更に解析が必要である、とパウロスは述べました。

次のSTS-121ステータスレポートは、7月8日早朝(同7月8日夜)、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/news/sts121/STS-121-07.html
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。


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