おもちゃのグライダーにもNASAの技術が使われているんだ。 |
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あるおもちゃメーカが、だれでも飛ばせるおもちゃのグライダーを発泡プラスティックで作ろうとしたのですが、うまく飛ぶものはなかなかできませんでした。NASAと協力すれば出来るだろうと考えたメーカは、NASAのラングレイ研究センターの力を借りることにしました。
NASAで働いているエンジニアや以前働いていたエンジニアも協力して、遠くまで飛べたり、くり返し宙がえりができるようにするなどの工夫がされました。メーカはNASAから翼の位置、尾翼の角度などについて親切な指導を受け、期待していたよりもはるかに良く飛ぶおもちゃのグライダーが出来ました。
この結果にもとづいて、遠くまで飛ぶのが得意なグライダー、アクロバット飛行が得意なグライダーなどのおもちゃが完成したのです。
長年にわたり、航空機メーカや航空宇宙メーカと協力して航空機の設計をおこなってきたNASAの実績が、このような分野でも生かされています。
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