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ロケット大図鑑(ずかん)
ロケットが飛ぶ原理
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いっぱいにふくらませたゴム風船は、手をはなすと空気をふき出しながら飛んでいきます。このとき風船を動かしているのは、空気をふき出した反動による力で、これを「推力」(すいりょく)といいます。推力は、空気がふき出される向きとは反対の方向にはたらきます。ロケットが飛ぶ原理もこれと同じで、ロケットはエンジンの中で高圧の燃焼ガスを大量につくり、それを後ろに高速で噴射(ふんしゃ)することによって、前に進む力を得ているのです。
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ロケットのしくみ
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ロケットには、燃料を燃焼させてガスをつくる「燃焼室」と、燃焼室でつくられた高温・高圧のガスを噴射するところ「ノズル」があります。ラッパのような形をしているノズルは、ふき出されるガスの速度を速めるはたらきをしています。空気のない宇宙で燃料を燃やすためには酸素が必要です。酸素を発生する物質を酸化剤(さんかざい)といい、ロケットには燃料のほかにかならず酸化剤が積みこまれています。 |
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