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日本時間3月15日午前10時23分に「きぼう」日本実験棟船内保管室のハッチが開けられ、午前10時30分に土井、ペギー・ウィットソン、リチャード・リネハン宇宙飛行士が船内保管室へ入室しました。日本が開発した最初の有人宇宙施設に日本人が初めて乗り込む、歴史的瞬間となりました。
飛行4日目にISSに取り付けられた船内保管室は、土井宇宙飛行士らによる起動準備が整った後、「ハーモニー」(第2結合部)側からの電源投入により起動されました。その後、土井宇宙飛行士らの入室後の点検により、正常に稼働していることが確認されました。
土井宇宙飛行士は、ウィットソン、リネハン両宇宙飛行士とともに、船内保管室とハーモニーの連結部で電力ケーブルや配管類の接続作業を行い、また、船内保管室データ監視装置(Minimum Keep Alive Monitor:MKAM)による船内保管室の構造殻(シェル)の温度点検を行って、入室準備を整えました。
船内保管室の起動後、3月15日午前10時23分に、ウィットソン宇宙飛行士が船内保管室のハッチを開けました。そして、土井宇宙飛行士は、入室前に筑波宇宙センター(TKSC)の運用管制室と交信を行い、その中で、「日本の皆さん、こちらは"きぼう"です。"きぼう"の中で働けることは私にとって非常に大きな喜びです。日本にとって、新しいよりすばらしい宇宙時代の幕開けです。」とコメントしました。
その後、3月15日午前10時30分に、ゴーグルとマスクを装着した土井、ウィットソン両宇宙飛行士が船内保管室に入室し、土井宇宙飛行士は日本初の有人宇宙施設に乗り込んだ初の日本人となりました。入室後は照明の点灯や通風換気装置(Inter-Module Ventilation: IMV)の起動、船内保管室の点検などを行いました。
予定されていた作業が順調に進んだため、飛行6日目に行う予定であった電力ラック、情報管制ラック、ワークステーションラックの設定作業(ラックを倒して打上げ時に固定していた金具を外す作業など)を前倒しで実施しました。(ラックの詳細は搭載ラックを参照ください。)
また、最後には、クルー全員との第2回船外活動の手順確認を行いました。
取外し可能型スペースラブパレット1(Spacelab Pallet-Deployable 1: SLP-D1)にヒータ電力を供給できない問題について、制御用ソフトウェアの更新による解決はできませんでしたが、「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)をISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)で把持することによって、デクスターへのヒータ電力の供給が可能になりました。今後は、デクスターを移設するまでの間、船外活動時を除き、SSRMSで把持しておくことになりました。
必要があれば実施するとしていたスペースシャトル「エンデバー号」の熱防護システム(Thermal Protection System: TPS)の詳細検査は、これまでのTPS点検結果から帰還に問題はないとされ、実施する必要はなくなりました。
朝食 | 昼食 | 夕食 |
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B:飲み物 FF:フレッシュフード(※3) I:放射線照射殺菌済み IM:半乾燥状態 NF:自然状態でパック R:(温)水を加えて調理する T:加熱処理
※1:宇宙日本食として認証された宇宙食。詳細は宇宙日本食ページをご覧ください。
※2:宇宙日本食以外の日本食。
※3:フレッシュフードは各宇宙飛行士が自分で選んで持っていくことができる宇宙食で、認証済みの宇宙食以外に市販食品から選ぶこともできます。
エンデバー号のクルーは、3月15日午前5時35分、リネハン宇宙飛行士のためにかけられた、バーズの"Turn! Turn! Turn! (To Everything There is a Season)"で起床しました。
本日は、3月15日午後8時28分に就寝しました。起床は3月16日午前4時28分の予定です。
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