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「きぼう」日本実験棟

JAXAデイリーレポート 飛行4日目(Flight Day 4)

最終更新日:2008年3月14日
映像へのリンク SPACE@NAVI-Kibo DAILY PROGRAM STS-123 DAY4

2008年3月14日 飛行4日目(Flight Day: FD4)

ISSに取り付けられた船内保管室

ISSに取り付けられた船内保管室(提供:NASA)

船外活動による船内保管室の取出し準備

船外活動による船内保管室の取出し準備(提供:NASA)

スペースシャトル「エンデバー号」で運ばれた「きぼう」日本実験棟の船内保管室が、日本時間3月14日午後5時58分に、国際宇宙ステーション(ISS)の「ハーモニー」(第2結合部)へ取り付けられました。これで、ISSは日本、米国、ロシア、カナダ、欧州の構成要素からなる文字通り国際的な施設となりました。

3月14日午前10時18分から7時間01分にわたり第1回船外活動が行われ、エンデバー号のペイロードベイ(貨物室)からの船内保管室の取出し準備や、ISS側の結合部となるハーモニー天頂部の共通結合機構(Common Berthing Mechanism: CBM)の準備、「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)の組立て作業などが行われました。

「きぼう」船内保管室

SRMSで取付け場所に運ばれる船内保管室

SRMSで取付け場所に運ばれる船内保管室(提供:NASA)

船内保管室は、船外活動クルーによりエンデバー号のペイロードベイ(貨物室)からの取出し準備が終わった後、土井宇宙飛行士とドミニク・ゴーリ宇宙飛行士の操作するスペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)に把持され、ペイロードベイ(貨物室)から取り出されました。

その後、ハーモニー天頂側に移動しCBMに設置された後、結合部のボルト締めが行われ、3月14日午後5時58分に船内保管室のハーモニーへの結合が完了しました。この瞬間を、筑波宇宙センター(TKSC)の「きぼう」運用管制室でも拍手で歓迎しました。ISSではその後、リークチェック(気密点検)が行われ、しっかりと結合していることが確認されました。

明日、飛行5日目には、船内保管室とハーモニーの連結部の整備作業が行われ、いよいよ土井宇宙飛行士らクルーが船内保管室へ入室します。

「きぼう」運用管制室でJ-COM(J-コム:交信担当)を務める山崎宇宙飛行士のコメント

土井飛行士とコマンダーのゴーリー飛行士のロボットアーム操作により、
「きぼう」船内保管室が国際宇宙ステーションに取り付けられました。
日本の「きぼう」が、国際宇宙ステーションの仲間入りをしたことを
とても誇りに思います。

明日は、いよいよ土井飛行士が「きぼう」の中に足を踏み入れる日です。
私も地上から精一杯支援いたします。これまでの運用準備には
たくさんの人が携わってきました。みなさんの気持ちを
「つくば」から「きぼう」へ届けたいと思います。
そして、「きぼう」の中から土井飛行士の元気な声が聞けることを
楽しみにしています。「きぼう」への一歩が、きっと
これからの宇宙時代への幕開けとなることでしょう。

山崎直子

本日の土井宇宙飛行士

土井宇宙飛行士は、SRMS操作主担当として、コマンダーのゴーリ宇宙飛行士とともに、SRMSを操作して船内保管室をペイロードベイ(貨物室)から取り出した後、約1時間半かけて移動させ、ハーモニーへ取り付けました。土井宇宙飛行士は取付け後、「(SRMSを操作する)フライトデッキでとてもすばらしい時間を過ごすことができた」とコメントしました。

この作業の前には船内保管室データ監視装置(Minimum Keep Alive Monitor:MKAM)の準備を行いました。MKAMは飛行5日目の船内保管室の起動後、入室前に船内保管室の構造殻(シェル)の温度点検に使用します。

また、ロードマスター(物資移送責任者)を務める土井宇宙飛行士は、昨日から始まったスペースシャトル/ISS間の物資移送作業を取りまとめています。

取外し可能型スペースラブパレット1(SLP-D1)について

飛行3日目に取外し可能型スペースラブパレット1(Spacelab Pallet-Deployable 1: SLP-D1)をモービルベースシステム(Mobile Base System: MBS)に設置した後、SLP-D1にヒータ電力を供給できないという問題が発生しました。NASAは、引き続き原因究明を行うとともに制御用ソフトウェアを更新するなどの対応をとる予定とのことです。

本日の土井宇宙飛行士の食事

朝食 昼食 夕食
  • 乾燥桃(IM)
  • 白がゆ(FF)(※1)
  • チキンライス(R)
  • トレイル・ミックス(IM)
  • オレンジ・グレープフルーツドリンク(B)
  • ノンカフェインコーヒー(B)
  • シーフードラーメン(FF)(※2)
  • 七面鳥のテトラジーニ(R)
  • マカロニ&チーズ(R)
  • お稲荷さん(FF)(※2)
  • トルティーヤ(FF)
  • 飴がけアーモンド(NF)
  • アップルサイダー(B)
  • シュリンプカクテル(R)
  • たまごスープ(FF)(※1)
  • ねぎま(FF)(※2)
  • トルティーヤ(FF)
  • レトルトポークカレー(FF)(※1)
  • 白飯(FF)(※1)
  • サヤインゲンとマッシュルーム(R)
  • パイナップル(T)
  • ピーチ・アプリコットドリンク(B)

B:飲み物 FF:フレッシュフード(※3) IM:半乾燥状態 NF:自然状態でパック R:(温)水を加えて調理する T:加熱処理

※1:宇宙日本食として認証された宇宙食。詳細は宇宙日本食ページをご覧ください。
※2:宇宙日本食以外の日本食。
※3:フレッシュフードは各宇宙飛行士が自分で選んで持っていくことができる宇宙食で、認証済みの宇宙食以外に市販食品から選ぶこともできます。

ウェイクアップコール

飛行4日目、エンデバー号のクルーは、3月14日午前5時28分に、新たに第16次長期滞在クルーの一員となったフライトエンジニアのギャレット・リーズマン宇宙飛行士のためにかけられた、 ベイ・シティ・ローラーズの"Saturday Night"で起床しました。

本日は、3月14日午後9時28分に就寝しました。起床は3月15日午前5時28分の予定です。

※ウェイクアップコールは長年続けられている恒例の習慣です。ミッション期間中毎日、クルーは地上から送られる様々な音楽で目覚めます。曲はクルーにちなんだものやクルーの要望に沿ったものが選ばれています。以下のサイトでウェイクアップコールを聞くことができます。
≫ STS-123 Wakeup Calls (NASA:英語)

明日の予定

  • 船内保管室とハーモニーの連結部の整備
  • ハーモニーから船内保管室へ電源投入・起動
  • 船内保管室への入室
  • NASA広報イベント
  • 第2回船外活動準備

詳細は飛行スケジュール5日目(FD5)をご覧ください。

特に断りのない限り、日時は日本時間です。

 
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