第2回船外活動(飛行7日目)
最終更新日:2006年6月27日
ポンプモジュールの取り付け
曝露機器輸送用キャリア(Integrated Cargo Carrier: ICC)に乗せて運搬したポンプモジュールを船外保管プラットフォーム2(External Stowage Platform: ESP-2)に運んで取り付ける作業です。ポンプモジュールはS1トラス、P1トラスに設置されており、熱制御用の冷媒であるアンモニアを循環させるためのポンプです。ESP-2は、ISSに2つある軌道上交換ユニット(Orbital Replacement Unit: ORU)の保管場所のうちのひとつで、STS-114ミッションでISSに取り付けられました。
ポンプモジュールは現在使用していませんが、本格的な熱制御が開始されるのに備えて、軌道上に予備品を保管しておくために今回運ばれます。
TUSリールアセンブリの交換
Trailing Umbilical System(TUS)は、トラス上を移動するモービルトランスポータ(台車:MT)に電力の供給やコマンド/データ、ビデオ信号を伝送するためのケーブルです。2005年12月にMTのケーブル接続部であるインタフェース・アンビリカル部(Interface Umbilical Assembly: IUA)のケーブルカッター(TUS Disconnect Actuator: TDA)の誤作動によりTUSケーブルの1本が切断されたため、ケーブルを収納するTUSリールアセンブリ(RA)を交換し修理を行います。
S0(エスゼロ)トラスにある古いTUS RAとICCに乗せて運搬した新しいTUS RAを交換した後、新しいケーブルをIUAにセットします。交換作業が完了した後に、S0トラスの2台のTUSが両方とも問題なく作動することを確認します。