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国際宇宙ステーションの組立フライト 12A.1(STS-116)

STS-116 NASAステータスレポート#25

最終更新日:2006年12月22日

2006年12月21日(木) 午後6時00分(米国中部標準時間)

2006年12月22日(金) 午前9時00分(日本時間)

スペースシャトル「ディスカバリー号」のクルーは、12月22日に予定されている帰還に向けた準備を完了し、ミッション・コントロールからディスカバリー号の耐熱シールドの状態は良好であることを伝えられました。

STS-116のコマンダーであるマーク・ポランスキー、パイロットのウィリアム・オーフェリン、フライトエンジニアのロバート・カービームは、米国中部標準時間12月21日午前9時31分(日本時間12月22日午前0時31分)にディスカバリー号の飛行制御システム(Flight Control System: FCS)の試験を、12月21日午前10時11分(同12月22日午前1時11分)には姿勢制御システム(Reaction Control System: RCS)のエンジン噴射試験をそれぞれ開始しました。ポランスキーとオーフェリンは、ラップトップ・コンピュータで着陸の訓練を行い、着陸時に使用する通信システムの最終点検を行いました。

その後、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のクリスター・フューゲルサングとジョアン・ヒギンボサムが、3番目の小型衛星をディスカバリー号のペイロードベイ(貨物室)から放出しました。12月21日午後0時23分(日本時間12月22日午前3時23分)に放出されたこのANDE(Atmospheric Neutral Density Experiment)衛星は低軌道での大気抵抗に関する情報を収集します。最初のふたつの小型衛星は、12月20日に放出されました。

MSのニコラス・パトリックは、他のクルーとともにCNNとABCの記者からのインタビューに応じました。アラスカ州アンカレッジを故郷としているオーフェリンは、アラスカ州Kenaiの“Challenger Learning Center of Alaska”の生徒たちからたくさんの質問を受けました。

1日を通じて、クルーたちは着陸に備えて交代で機内の機器を固定しました。クルーは12月22日午前6時17分(同12月22日午後9時17分)に起床し、12月22日午前9時48分(同12月23日午前0時48分)から軌道離脱の最終準備を開始する予定です。

エントリ・フライトディレクタのノーム・ナイトによれば、フロリダ州のNASAケネディ宇宙センター(KSC)、カリフォルニア州のエドワーズ空軍基地、ニューメキシコ州のホワイトサンズ宇宙基地の各スペースシャトルの着陸地は、すべて12月22日の着陸に向けて準備される予定です。12月22日の天気予報では、KSCでは雨と低い雲が、エドワーズ空軍基地では強い横風が吹く可能性があると予想されています。ホワイトサンズ宇宙基地では着陸可能な状態と予想されています。

ナイトによると、地上の帰還チームは、KSCへの1回目、KSCとエドワーズ空軍基地への2回目、エドワーズ空軍基地とホワイトサンズ宇宙基地への3回目の着陸機会と順番に場所を絞り込んで、慎重に気象状況を観察する方針です。エドワーズ空軍基地には4回目の着陸機会もありますが、見送られる可能性があります。気象条件の悪化により12月22日に3カ所すべての着陸地への着陸が不可能な場合は、12月23日にも3カ所全てに着陸する機会があります。

12月22日に着陸する場合、1回目の着陸機会では、12月22日午後1時49分(12月23日午前4時49分)に軌道離脱噴射を行い、KSCに12月22日午後2時56分(同12月23日午前5時56分)に着陸することになります。次の着陸機会は12月22日午後3時19分(同12月23日午前6時19分)に軌道離脱噴射を行い、エドワーズ空軍基地に12月22日午後4時27分(同12月23日午前7時27分)着陸することになります。ホワイトサンズ宇宙基地への最初の着陸機会では、軌道離脱噴射を12月22日午後3時20分(同12月23日午前6時20分)に行い、12月22日午後4時27分(同12月23日午前7時27分)に着陸することになります。

また、エドワーズ空軍基地への次の着陸機会では、12月22日午後4時54分(同12月23日午前7時54分)に軌道離脱噴射を行い、12月22日午後6時00分(同12月23日午前9時00分)に着陸となります。ホワイトサンズ宇宙基地への2回目の着陸機会では、12月22日午後4時57分(同12月23日午前7時57分)に軌道離脱噴射を行い、12月22日午後6時02分(同12月23日午前9時02分)に着陸となります。12月22日最後の着陸機会はエドワーズ空軍基地となり、12月22日午後6時32分(同12月23日午前9時32分)に軌道離脱噴射を行い、12月22日午後7時36分(同12月23日午前10時36分)に着陸となります。

一方、国際宇宙ステーション(ISS)では、新しいクルーであるフライトエンジニアのサニータ・ウィリアムズを迎え、通常の作業に復帰しつつあります。コマンダーのマイケル・ロペズ-アレグリアとフライトエンジニアのミハイル・チューリンは、6ヶ月間の滞在のほぼ半分を終えました。ディスカバリー号に乗って到着したウィリアムズは、6ヶ月間のISS滞在を始めたばかりです。ウィリアムズは第14次長期滞在クルーの後半と第15次長期滞在クルーの前半の期間にISSに滞在する予定です。

次回のSTS-116ステータスレポートは12月22日午前(同12月22日深夜)、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/shuttlemissions/sts116/news/STS-116-25.html
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。


  

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