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土井宇宙飛行士ら7人のクルーを乗せたスペースシャトル「エンデバー号」は、日本時間3月13日午後0時49分(米国中部夏時間3月12日午後10時49分)に国際宇宙ステーション(ISS)へドッキングしました。
ドッキング前、エンデバー号の熱防護システム(Thermal Protection System: TPS)の状態を確認するため、ISS下方で縦方向に360度回転させるランデブ・ピッチ・マヌーバ(Rendezvous Pitch Maneuver: RPM)が行われ、この間、ISSの長期滞在クルーがエンデバー号を望遠レンズ付きのカメラで撮影しました。撮影された画像を地上の技術者が分析し、エンデバー号のTPSの状態を確認します。
ドッキング後、3月13日午後2時28分にISSとスペースシャトル間のハッチが開かれ、土井宇宙飛行士らSTS-123クルーがISSへ入室しました。
その後、第16次長期滞在クルーがレオポルド・アイハーツ宇宙飛行士からギャレット・リーズマン宇宙飛行士へ正式に交替しました。また、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)を使って「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)を収容した取外し可能型スペースラブパレット(Spacelab Pallet-Deployable 1: SLP-D1)をペイロードベイ(貨物室)から取り出し、ISSのトラスにあるモービルベースシステム(Mobile Base System: MBS)に取り付けました。さらに第1回船外活動に向けた準備が行われました。
ISSへのドッキング時、土井宇宙飛行士はエンデバー号とISSとの距離などの情報をコマンダーのドミニク・ゴーリ宇宙飛行士、パイロットのグレゴリー・ジョンソン宇宙飛行士に伝える任務を担当しました。ISSへのドッキング時、この任務を担当するのは、日本人宇宙飛行士としては初めてのことでした。
また、ISSにドッキング後は、SLP-D1の取出し作業のために、スペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)を操作して、SRMSのカメラでSLP-D1の様子を映し、SSRMSを操作するクルーを支援しました。また、クルー全員との第1回船外活動の手順確認を行いました。
朝食 | 昼食 | 夕食 |
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B:飲み物 FF:フレッシュフード(※3) IM:半乾燥状態 NF:自然状態でパック R:(温)水を加えて調理する T:加熱処理
※1:宇宙日本食として認証された宇宙食。詳細は宇宙日本食ページをご覧ください。
※2:宇宙日本食以外の日本食。
※3:フレッシュフードは各宇宙飛行士が自分で選んで持っていくことができる宇宙食で、認証済みの宇宙食以外に市販食品から選ぶこともできます。
飛行3日目、エンデバー号のクルーは、日本時間3月13日午前4時59分に土井宇宙飛行士のために、土井宇宙飛行士夫人からのリクエストでかけられた、 "ゴジラvsスペースゴジラ"の戦闘シーンの曲と、ブルー・オイスター・カルトの曲"Godzilla"を組み合わせた曲で起床しました。土井宇宙飛行士夫人は選曲の理由を以下のように述べています。
「STS-123 クルーの多くは、子供の頃「ゴジラ」や「鉄腕アトム」を見ていたそうです。 日本とアメリカと国は違っても、みんな同じテレビ番組や映画を見て育っていたのです。特にゴジラ好きなリック リネハンはSTS-123ゴジラポスターまで作りました。
クルーは打ち上げ前に、みんなで一緒にゴジラの映画を見ています。
そこで、大変なミッションを前にした STS-123 Space Godzillaたちを、今日の仕事の成功を祈って Godzillaの足音と叫び声で起こす事にしました。」
本日は午後9時28分に就寝する予定です。起床は3月14日午前5時28分の予定です。
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