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第8回 航空機による学生無重力実験コンテスト
※表の をクリックすると、対応する内容が下に表示されます。
「液体中における微粒子の沈殿・拡散の観察」
北海道大学 工学部 機械知能工学科 1年
河口 楓
飛行機で北海道から名古屋に出発。
空港に着いた後は電車とバスでDASの方々との待ち合わせ場所に向かう。
ほんの数分ほど遅刻してしまったようだ。
あれ、バスの時刻表では2分前に着くはずなのに...
DAS構内の控室に着いた。
一部屋の控室に北大のチームが2組入り、先生と一緒に作業をした。
今日の作業は、郵送した実験道具を確認して取り出し、
実験装置を組み立てること。
部品もちゃんと足りたので、組み立ては成功。
すっかり夜になったのでとりあえず今日はホテルに戻ろう。
二日目の作業。
実験装置が正常に動くことを確認し、
パラボリックフライトをする航空機内に実験装置を設置した。
もちろんその中でも実験装置がきちんと動くことを確認。
今日は早く終われるんじゃないか?と思ったが、そうでもなかった。
実験計画を細かく練っていたら時間がかかった。
実際に実験をする手前になってみると、今まで気付かなかった色々な問題が出てきて、
どう解決するか悩んだ。
フライト実験がうまくいくか不安になった。
今日は1日目のパラボリックフライトの実験。
その前に実験装置の状態や、実験計画の確認をした。
もともと乗り物酔いはあまりしない方だが、心配なので航空機に乗る前に
酔い止め薬を飲み、いよいよ航空機に乗り込む。
航空機の飛行中、体調は悪くならなかったが、
2Gでは思ったより体が重くなり、上手く動けなかった。
微小重力に慣れてきても持ち前のびびりが発動して、特に大きな動作はしなかった。
微小重力中に空中回転する人はすごいなぁ...
でも微小重力中で体が浮くという貴重な体験ができた。
帰りはすごく眠くなり、航空機中で寝てしまった。
地上に着いて、昼食に弁当を食べようとしたが、あまりの眠気で全部は食べられなかった。
今日の航空機実験で出た結果や、問題点について考え、それを解決すべく案を練る。
一番の問題は観察対象が飛行中に動いてブレてしまうことだった。
明日の航空機実験で解決できるだろうか。
航空機実験2日目。
昨日の航空機実験での問題点を解決するため、実験装置を少しいじってみる。
するとこっちのほうが扱いやすいということになり、
航空機内で実験装置が正常に動くことを確認して、2日目の実験が始まった。
航空機に乗らない学生や先生はこのとき実験道具の後片付け。
航空機実験が終わり、実験結果を確認してみる。
やはり観察対象は少しブレてしまったようだが、2日間の実験できちんとデータはとれた。
最後にみんなで実験道具の後片付けをして、名古屋での実験は終わった。
あとはこのデータを解析するだけ...でもこれが一番大変な気がする。
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