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「きぼう」での実験

「こうのとり」6号機(HTV6)が「きぼう」に運んだ超小型衛星の放出に成功

最終更新日:2016年12月19日

12月19日午後5時50分、「きぼう」日本実験棟から、超小型衛星「STARS-C」が放出されました。

「STARS-C」は、静岡大学が開発したCubeSat 2Uサイズ(10cm×10cm×20cm)の超小型衛星です。12月9日に種子島宇宙センターから、宇宙ステーション補給機「こうのとり」6号機(HTV6)で打ち上げられ、同14日にISSに到着し、「きぼう」に運び込みました。

「きぼう」からの超小型衛星放出の魅力のひとつに、ISS(宇宙)への打上げ時期や放出時期の柔軟性があります。今回、ISSに他の貨物とともに超小型衛星を運び込んでから、6日間の最短期間で、衛星の取り出し・船外への移動に向けた準備を終えました。利用需要に応えるスケジュールの柔軟性がますます広がりました。

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小型衛星放出機構から放出されるSTARS-C(出典:JAXA/NASA)

筑波宇宙センターでは、超小型衛星開発に携わった静岡大学の関係者が見守り、衛星が放出されると大きな拍手が沸きました。

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STARS-Cの放出成功を喜ぶ関係者(出典:JAXA)

STARS-Cの放出成功を喜ぶ「きぼう」運用管制室の様子(出典:JAXA)

「STARS-C」は、ISSから放出された後、テザー(ワイヤー)で繋がれた親機と子機に分離する構造を用いて、宇宙でのテザー進展技術の実証実験を行います。

STARS-Cは、2014年4~5月に2016年度に打ち上げる超小型衛星の募集(無償の仕組み)を行い選定された衛星の1機です。
「こうのとり」6号機では、「STARS-C」を含む7機の超小型衛星をISSに運びました。さらに、同時期の放出能力を6Uから12Uに倍増させた能力向上型の小型衛星放出機構(J-SSOD)と共にISSに運びました。この放出能力を向上したJ-SSODにより、残りの6機の超小型衛星放出は1月頃を予定しています。


CubeSatについて
CubeSatとは、縦10cm×横10cm×高さ10cmの立方体を1Uとした衛星で、高さのサイズにより、2U(高さ20cm),3U(高さ30cm)となります。JAXAのCubeSatサイズの小型衛星放出機構(JEM Small Satellite Orbital Deployer: J-SSOD)は、CubeSatを1回の放出機会で12機(12U)放出できる能力を持ち、将来的に48Uまで放出能力を増やしていく予定です。

 
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