このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。
<免責事項> リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
最新情報については、https://humans-in-space.jaxa.jp/ のページをご覧ください。
「きぼう」日本実験棟船内実験室にて2010年に行われたFish Scales実験の成果が、2019年7月19日(米国東海岸標準時間)に国際科学雑誌『Journal of Pineal Research』に掲載されました。この実験は、「きぼう」日本実験棟の細胞培養装置(CBEF)を使用して実施しました。
「宇宙空間における骨代謝制御:キンギョの培養ウロコを骨のモデルとした解析」(代表研究者 鈴木信雄/金沢大学環日本海域環境研究センター教授)
国際宇宙ステーション(ISS)・「きぼう」日本実験棟で実施したFish Scales実験結果、宇宙空間で引き起こされる骨吸収がメラトニン※1により抑制されることが明らかになりました。今後、メラトニンが宇宙飛行士の骨量低下の予防・治療薬に活用されることが期待されます。
実験に使用されたサンプル(再生ウロコ)は、2010年5月15日にスペースシャトル「アトランティス号」(STS-132ミッション)で打ち上げられ、5月17日から「きぼう」日本験棟にある細胞培養装置(CBEF)で約4日間培養された後、化学処理をし、冷凍・冷蔵庫に入れて、5月20日に実験を終了しました。本実験では、微小重力環境での実験と同時に、CBEF内の1g区画(人工的に1g環境を作り出す区画)でも実験を行いました。また、同様に地上においても同じ方法で対照実験を行いました。得られたサンプルは、打ち上げと同じスペースシャトル「アトランティス号」(STS-132ミッション)で地上に回収されました。
Copyright 2007 Japan Aerospace Exploration Agency | SNS運用方針 | サイトポリシー・利用規約 |