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スペースシャトル「ディスカバリー号」では、スペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)を使用した機体の点検が行われました。
従来の飛行2日目の機体の点検では、センサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)を使用した熱防護システム(Thermal Protection System: TPS)の検査を行いますが、今回のミッションでは、搭載ペイロードである「きぼう」日本実験棟船内実験室が大きく、OBSSを搭載できないため、前回の1J/A(STS-123)ミッションでOBSSを国際宇宙ステーション(ISS)に残しました。ディスカバリー号はこのOBSSをISSにて回収します。
SRMSのカメラのみの点検では、詳細な画像が得られないため、ISSから分離した後の飛行12日目に、また必要に応じて、飛行7日目にもドッキングした状態で、OBSSとSRMSを使用したTPSの点検を行います。
今回の点検で得られたデータは、これまで得られた映像、写真などと合わせて解析され、機体に損傷がないか確認されます。
その他、船外活動に使用する宇宙服の点検や、飛行3日目の国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキングに向けて、ISSへの結合部となるオービタ・ドッキング・システム(Orbiter Docking System: ODS)の点検やODSリングの伸展、センターライン・カメラの取付け、ランデブ用軌道制御を行いました。また、NASA広報イベントを行い、クルーは米国の報道関係者からのインタビューに答えました。
星出宇宙飛行士はこの日、ISSへの物資の移送準備や、ドッキングに向けたオービタ・ドッキング・システム(Orbiter Docking System: ODS)リングの展開などを行いました。自転車エルゴメータを使用した運動を行ったほか、NASA広報イベントにもクルーと一緒に参加しました。
星出宇宙飛行士ら7人のクルーは、日本時間6月2日午前11時32分に就寝しました。起床は6月2日午後7時32分の予定です。
朝食 | 昼食 | 夕食 |
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B:飲み物 FF:フレッシュフード(※2) I:放射線照射殺菌済み IM:半乾燥状態 NF:自然状態でパック R:(温)水を加えて調理する T:加熱処理
※1:宇宙日本食として認証された宇宙食。詳細は宇宙日本食ページをご覧ください。
※2:フレッシュフードは各宇宙飛行士が自分で選んで持っていくことができる宇宙食で、認証済みの宇宙食以外に市販食品から選ぶこともできます。
星出宇宙飛行士ら7人のクルーは、ケネス・ハム宇宙飛行士のためにかけられたThe Moody Bluesの"Your Wildest Dreams"で、日本時間6月1日午後8時02分に起床しました。
※ウェイクアップコールは長年続けられている恒例の習慣です。ミッション期間中毎日、クルーは地上から送られる様々な音楽で目覚めます。曲はクルーにちなんだものやクルーの要望に沿ったものが選ばれています。以下のサイトでウェイクアップコールを聞くことができます。
≫ STS-124 Wakeup Calls (NASA:英語)
詳細は飛行スケジュール3日目(FD3)をご覧ください。
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