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ミッション終了。

”つくば、ステーション、Space-to-Ground 1”...ようやく実際に「きぼう」の中から、直接つくばとの交信をすることができました。

この日が来るのを、多くの関係者が待ち望んでいました。

「きぼう」船内実験室の取り付け・起動、ロボットアームの初期展開・チェックアウト、船内保管室の移設・・・おかげさまで、全ての目的を無事、果たすことができました。

これは、開発・製造から訓練・運用まで、ほんとに多くの方の力によるものです。そして、何より皆さんの暖かい応援があったからこそ、ここまで来ることができたのだと思います。

本当にありがとうございました。

宇宙は、想像していた以上に不思議で、楽しいところでした。「きぼう」の窓から見た地球は、美しく儚いけど、同時に力強く見えました。

2週間はちょっと短かったです・・・今度はもう少し長く行きたいですね。皆さんにもぜひ、行ってきて欲しい!

STS-124/1Jミッションは無事終了しましたが、これはゴールではありません。日本の「家」を増築、稼動させ、今後さまざまな実験をするための新たなスタートです。

引き続き、応援よろしくお願いいたします。

では。

昔は海外に行くことすら大変だった。それが今や誰でも仕事やプライベートで行ける。おかげで個人の見聞が広がり、社会においても様々な分野で可能性が広がっている。

今、宇宙に行くのは宇宙飛行士を中心に一握りの人たちだけ。でも、誰もが自由に行き来できる時代が来たなら-更なる可能性が広がるんじゃないだろうか。

その第一歩として、国際宇宙ステーション、そして「きぼう」の建設を少しでも手伝えたならいいな-そんなこと考えてます。


では、いってきます。

星出彰彦

☆ミッション中はジャーナルの更新ができませんが、ミッションの情報はこちらでお楽しみください!

隔離。

いよいよ打ち上げ前の隔離に入ります。これは、不特定多数の方との接触を絶つことで、ミッション中に病気になることを予防するためです。

さて、ここまで多くの方々のお世話になってきました。運用管制チーム、インストラクター、ハードウェア現場の方々・・・あまりよく知られていませんが、ほかにもいろいろな役割の方がいます。一部ご紹介しましょう;

○クルーサポート:藤田さん。
ヒューストンから、STS-124/1Jミッションに関し、主にJAXA飛行士にかかわる技術的なことを日本側に連絡したり、調整したり。ちなみに僕も宇宙飛行士になる前にSTS-72ミッションの際、若田飛行士のクルーサポートを務めたんですよ!



○フライトサージャン:嶋田さん。
JAXA飛行士の健康管理を担当。特に今回のSTS-124では僕がCrew Medical Officer(簡単に言えば、保健係?)の一人なので、その訓練にも立ち会ってくれてサポートしてくれました。



○広報担当:田辺さん。
ミッションになると、各メディアも取材のためにジョンソン宇宙センターを訪れます。これまでも、そしてミッション中も、メディアとJAXA/NASAとの調整をしてくれます。



ほかにも数え切れないくらいの人たちがこのミッションを支えてくれています。引き続き、応援をよろしくお願いします!

L-10日。

打ち上げが近づいてきました。ジョンソン宇宙センター内も、ミッションに向けて模様替え。

NASAジョンソン宇宙センター看板 NASAジョンソン宇宙センター看板
NASAジョンソン宇宙センターの入り口にある看板。打ち上げが近づいてきた、って感じですね。

NASAジョンソン宇宙センター

NASAジョンソン宇宙センター NASAジョンソン宇宙センター
モックアップのある設備にも、次のフライトのクルーの写真などを飾ってくれています。

☆担当する任務以外に、宇宙で何ができるかなぁと考えるのは楽しいですね。
スペースシャトルで持って行ける物は限られているので、仕事で使う工具とかを使って、工夫して何かできないかなぁと考えています。
そんなことするだけ自由な時間があるか、分かりませんけどね(笑)。
みなさんだったら、どんなことをしてみたいですか?

☆ふじもとさん:パッチに関する補足、ありがとうございました!

TCDT終了。

ターミナル・カウントダウン・デモンストレーション・テスト(Terminal Countdown Demonstration Test:TCDT)が先週ケネディー宇宙センターで行われました。簡単に言えば、打上までの流れのリハーサル、ですね。打上当日、朝ごはんを食べてから打上の時に着る与圧服に着がえて、スペースシャトルまで移動して、順番に乗り込んで、打上まで、の流れを練習する、という感じでした。ほかに緊急脱出の訓練も行いました。




ディスカバリー号に搭乗。

ケネディー宇宙センター滞在中には、スペースシャトルのペイロードベイ(貨物室)の中に入っている「きぼう」船内実験室も確認しました。船内実験室は、横になっていたところしか見たことなかったので、立ったシャトルの中で縦になっているのを見るのはちょっと不思議な感じでした。いよいよだなぁという感じで、感無量。(でも、まだ実感沸いてません(笑))

次にケネディー宇宙センターを訪れるのは本番前。残る訓練はあとわずか。




ペイロードベイ(貨物室)の中の船内実験室とロボットアーム。




船内実験室と一緒に。




ロボットアームを確認。

☆さて前回のクイズですが、答えは「ISSの訓練設備内から交信のみを模擬する」でした。実際に船外活動を模擬はしないんですねー。船外活動自体の訓練はNBL(水中訓練設備)やバーチャルリアリティーの設備でやりますが、統合シミュレーション訓練時はどちらかというと地上との連携の訓練なので、文字通り座って船外活動の手順書などを見ながら交信だけするんですね。何かトラぶった時や苦労している時など、特にマイク(Mike Fossum)の演技はまさにアカデミー賞もの!!

☆いくつかいただいたご質問に回答しますね。
「四角いミッションパッチは初めてではないのですか?」(Amy's Momさん):初かは確認してませんが、パッチをデザインする際に、マーク(コマンダーのMark Kelly)から「遠くから見ても自分たちのミッションのパッチだと分かる形にしよう」との提案がありました。この形は珍しいですね。

「宇宙飛行士になるにはどの分野の学科に行ったらいいのでしょうか?」(白いカラスさん):将来的にはどんな分野のバックグランドを持っていても宇宙で活躍する時代が来ると思いますが、今は業務内容が実験等主体となっているため、自然科学系の学位を持っていることが条件となっています(詳しくは宇宙飛行士募集のホームページをご覧ください)。工学でも、科学でも、医学でも、農学でもいいと思いますが、自分が好きな分野を選ぶことが一番大事なのではないでしょうか。

JMST終了。

いよいよ打上げが一ヶ月後に迫ってきましたが、いつものように訓練を続けています。

さて、クルーのいるスペースシャトル/ISSと、地上の管制センターをつないだ統合シミュレーション訓練(Joint Multi-Segment Training)も、我々が参加する全10回が終了しました。


最後の2回は、飛行4日目と5日目を連続して行う、通称「Long Sim」と、シャトルとISSのランデブー・ドッキングのシミュレーションでした。
ともに地上との連携、軌道上のクルーの連携とも問題なく、機器の故障等の対応もこなれてきたと感じました。


STS-124(1J)ミッション NASA/JAXA合同シミュレーションの様子

次につくばの管制官と交信するのは軌道上から。

さてここで問題です。


今回のミッションでは3回の船外活動が予定されていますが、統合シミュレーション訓練ではどのように船外活動を模擬するのでしょうか?
水中設備を使って行う?バーチャルリアリティー設備を使う?

答えは次回。

☆以前、STS-123(1J/A)がシャトル史上最長のミッションになったと記述しましたが、STS-123は「ISS計画史上最長のシャトルミッション」であって「シャトル史上最長」ではなかったとのご指摘がありました。

シャトル史上最長のミッションはSTS-80(17日15時間53分; 1996年)でした。大変失礼しました&ご指摘、ありがとうございました。

初!ではない。

さて、前回のジャーナル
>日本語が入ったミッションパッチは初ではないでしょうか。
と書きましたが、「初ではない」とのご指摘がありました。
では初はというと・・・

そうです、毛利飛行士の搭乗した、STS-47でした。
右側に「ふわっと」の文字がしっかりとありますね。

いろいろ

STS-123の帰還からしばらく経ちました。クルーも地上の重力に体が慣れた頃でしょうか。
筑波の管制センターを初め、関係者の方々もご苦労様でした・・・と言っても、今この瞬間にも彼らは軌道上にある「きぼう」船内保管室の状況をじっと見守っています。
本当にご苦労様ですm(_ _)m

今後ISS計画が続く間ずーっとこうなるわけですが、計画には宇宙飛行士の参加が必要になります。
報道でご存知の通り、10年ぶり(!)となる宇宙飛行士候補者の募集が始まりました。
思い起こせば、前回の選抜時に私にとっては3回目(2.5回目?)の挑戦で宇宙飛行士候補者に選ばれ、その後の訓練を経てここまできました。
まだ夢は実現していませんが、これまでの期間だけをとっても、訓練や世界各国の仲間との出会いなど、飛行士になってよかったと思ってます。
もちろん本番はこれからですが、一緒に宇宙を舞台に活躍したいという方々、お待ちしています!
(ちなみに給料は・・・ま、あんまり期待しないでくださいっっ)

さて、STS-123が帰還し、本当に我々STS-124クルーがPrime Crewになりました。
プライムになると何が変わるか?その昔はT38に乗り込む際にパラシュートを運んでくれた・・・な~んて話も聞きますが、今は特にないですかねぇ。
2004年NASA宇宙飛行士候補者クラス(通称「ピーコックス(孔雀)」では、同期クラスで次に飛行する飛行士がピーコックのぬいぐるみを引き継ぐことにしました。このぬいぐるみ、先輩飛行士であるScott Parazynski(若田さんと同じ1992年クラス)が手配して、関係者が作ってくれました。1992年クラス(通称「ホッグズ(豚)」)も豚のぬいぐるみを回しているそうです。なかなかよくできているでしょ!

そのSTS-124ですが、打上が5月31日に若干延期になりました。
ちなみにSTS-124のミッションパッチがこれです。

STS-124のミッションパッチ

Ron(ロン・ギャラン飛行士)が中心となって、みんなの意見を取り入れながら作りました。
下に「きぼう」と日本語で入ってますが、これは他のみんなのアイディア。日本語が入ったミッションパッチは初ではないでしょうか。
結構気に入ってます(^^)

お疲れ様!

着陸後エンデバー号の前で

16日間のミッションも無事終わり、土井さんたちSTS-123ミッションのクルーがヒューストンに戻ってきました!シャトル史上最長のミッションにも関わらず、みんな元気そうでした。

今回のミッションでは土井さんが「日本の家」として船内保管室をISSに取り付けてくれました。また、予定をはるかに超える速さで各種作業をしてくれたおかげで、船内実験室の受け入れ準備も整っています。我々も、日本の家を「増築」して、実験ができる環境を整えるべく、ミッションに向けて残りの期間を大切に使いたいと思います。

取り付けられた船内保管室

土井さんからいろいろ聞きたいことばかりですが、まずは一休みしてください。
お疲れ様でした!

「きぼう」、宇宙へ!

土井さんと「きぼう」を乗せて、スペースシャトル「エンデバー」号が無事打ち上がりました。
土井さんにとっては、「おかえりなさい」という感じでしょうか。そして、「きぼう」と筑波の管制センターにとっては、いよいよ本番!!これまでの訓練の成果をぜひ、発揮してもらいたいと思います。期待してます!

PS:深夜にも関わらず、TVで見てました。ちなみに打ち上がった直後から、STS-124のクルー間で、「これで我々がPrime Crew(次に打上を控えるクルー)になった」と、メールが飛び交ってました(笑)。

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