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飛行4日目に実施される第1回船外活動では、「きぼう」日本実験棟船内実験室を国際宇宙ステーション(ISS)の「ハーモニー」(第2結合部)に取り付けるための準備作業や、センサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)の回収、太陽電池パドル回転機構(Solar Alpha Rotary Joint: SARJ)に関わる作業などが行われます。
船内実験室の取付け準備完了後、星出宇宙飛行士がISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)を操作して、船内実験室をスペースシャトル「ディスカバリー号」のペイロードベイ(貨物室)から取り出し、ハーモニーに取り付けます。また、OBSSの回収時にも、SSRMSを操作します。
スペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)の肘部カメラを固定するストラップを取り外します。
船内実験室が大きく、SRMSとの間がせまいため、SRMSの肘部カメラが打上げ時の振動で船内実験室とぶつかる可能性があるので、カメラはストラップで固定されて打ち上げられます。
前回の1J/A(STS-123)ミッションの船外活動でISSのS1トラスに設置したOBSSを取り外します。
1Jミッションでは搭載スペースなどの問題によりOBSSをディスカバリー号に搭載できないため、1J/Aミッション時にOBSSがISSに残されました。
OBSSは、SSRMSによりISSから取り外された後、SRMSに受け渡されます。
ヒータケーブルの取外し
スペースシャトルから船内実験室にヒータ電力を供給するためのヒータケーブルを取り外し、ペイロードベイ(貨物室)内のケーブル収納箱に収納します。
共通結合機構(CBM)カバーの取外し
船内実験室のふたつある共通結合機構(Common Berthing Mechanism: CBM)のうち、ISSのハーモニーへの結合部となるパッシブ共通結合機構(Passive Common Berthing Mechanism: PCBM)に取り付けられている8枚のカバーを取り外します。
ハーモニー左舷側の共通結合機構(CBM)ハッチ窓の断熱カバーの開放
船内実験室が結合するハーモニー左舷側のアクティブ共通結合機構(Active Common Berthing Mechanism: ACBM)のハッチ窓の断熱カバーを開放します。これにより、ハーモニーのCBM内側に設置した接近操作用のカメラから、船内実験室が接近する様子を確認できるようになります。
2007年秋頃、S3トラスの太陽電池パドル回転機構(Solar Alpha Rotary Joint: SARJ)回転時に摩擦が増加していることが確認されていたため、2007年10月の10A(STS-120)ミッションでこのSARJを点検したところ、SARJの内側に削れた金属粉が付着しているのが確認されました。それ以降、原因究明のため点検が行われています。
トランドル・ベアリング(TBA)の取付け
2007年12月に行われた第16次長期滞在クルーによる船外活動で、SARJに12個あるトランドル・ベアリング(Trundle Bearing Assembly: TBA)の内のひとつが調査のために取り外されたままになっています。そこに新しいTBAを設置します。
損傷が疑われる箇所の再点検
これまでの船外活動でも点検した、損傷が疑われる箇所を再点検します。
クリーニング実証試験
今後の修理作業に備えて、表面に付着している金属粉を除去する方法を試験します。
(動画、画像は全てNASA提供)
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