このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。

<免責事項> リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
最新情報については、https://humans-in-space.jaxa.jp/ のページをご覧ください。

サイトマップ

宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センター
宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センタートップページ

教育

航空機による学生無重力実験コンテスト

過去のテーマ紹介 : メニュー第3回の概要 > 日記・体験談

過去のテーマ紹介

第3回 航空機による学生無重力実験コンテスト 

参加した学生からの日記・体験談
チーム名 テーマ名 代表提案者 日記 体験談
前半 宇宙美
(そらみ)
微小重力環境における霜の模様のパターン解析 矢口 たかね
(お茶の水女子大学)
京都大学総合人間学部/
大学院人間・環境学研究科
無重力時の上下肢における酸素飽和度の比較・検討 山城 丈
(京都大学)
C.S.A
(スペースアート会議)
Sound Wave Sculpture 3 南波 幸子
(多摩美術大学)
後半 FHU Space Physiology Team 金魚を用いた微小重力下での前庭-眼球運動反射と心拍変動解析 江野 佑子
(藤田保健衛生大学)
東京大学μGゼミ 微小重力における毛管現象を用いた管内流体の挙動解析 青木 翔平
(東京大学)
北海道大学無重力研究同好会 ぶつかれ青春~粘性の異なる液滴同士の衝突 大村 益孝
(北海道大学)

※表の をクリックすると、対応する内容が下に表示されます。




【実験日記】 宇宙美(そらみ)

微小重力環境における霜の模様のパターン解析

お茶の水女子大学
メンバー: 矢口 たかね(代表者、記録)、中村 祥子、前田 侑子(16日記録)、鴫原 由季

置送り出し日(12月9日)

装置はカンペキ!マニュアルや組み立て手順書なんかは作ってないけど、まあ、なんとかなるでしょ。



名古屋入り1日目(13日)

装置も届いてたし、早速組み立てよう♪

・・・あれ?なんかスイッチパネルがうまく水平につかないけど・・・??まあ、斜めにしたらいっか♪冷却装置を固定しようとしたら、「それじゃあだめだよ。これで留めよう。」ありがとうございます↓m(__)m

装置も完成したし、地上実験開始!!順調順調♪霜がにょきにょき・・・。

・・あれ?映像がまっくら。なんで?

あっ!!!!!カメラのコネクタの一本が切れてる!!!(青)メンバーとハンダ付けするも、コネクタのプラスチックは熱で溶けてくるし、うまく接合できない~~~(涙)

教授に電話してもつながらない↓↓メールにて『緊急事態発生!!!アキバに行ってください』胃が痛くなりながら、DASの清水さんにハンダ付けをお願いして、とりあえず1日目のミーティングへ。

やった!!清水さんがハンダ付けに成功!!!タイラップで固定までしてくれた♪♪「もうこれで大丈夫!」



名古屋入り2日目(14日)

地上実験@飛行機再び♪マニュアル作らなくちゃ~~~っなんて言ってたら、古川先生や向井先生から質問が。「これで何を実験するの?」「重力下とμG中での霜の成長の違いを見ます。」「それは熱対流が抑制されることに関係しているんだよね?こんな風に強制対流起こしてたら、μG中でも重力下でも結果は同じだよ。」うう・・・、それは確かに・・・いや、最初は密閉空間でやろうとしていたんですよ・・・まぁ、やっぱりそうですよね。

急遽、OHPシート(DASさんより)を使って実験場を密閉し、ペットシーツ(古川先生より)に注射器を使って水を含ませたものを内側に貼ることで、強制対流の起きない装置を作ることに!!

ところが、「注射器の針は持ち込めないよ。」どうしよう・・・。「こんなことI/Fでは言ってなかったでしょ。これでは装置を載せることは許可できない。」「・・・私だって好きで持ち込むわけじゃ・・・」「こちらだって好きで装置載せるわけじゃない。」まぁそうですが・・・。

とりあえず、実験してから決めよう!ところが、密閉空間を作ったことで、カメラのレンズが曇ったり、ノズルの霜がうまく溶けない!「今日、何時に帰れるんだろう・・・(泣)」と言いながら作業。

レンズの曇りやノズルの霜は外から、ストロー(DASさんより)で息を吹きかけ、手作り綿棒で水滴をふき取るということで一応解決。

夕食は結局、コンビニ弁当(涙)



名古屋入り3日目(15日フライト1日目)

実験マニュアル

昨日の夜遅くまでの作業で、精神的にも疲れてしまったけど、有意義な実験結果が出そうな装置に改良されたことで、充実感もあったりして・・・♪

午前中のうちに操作の確認と地上実験を行い、ブリーフィングへ。お天気お兄さんの天気予報はなんだかよく分からなかったけど、良い感じらしい。酔い止め(液状)も飲んだし、ペンとかはウエストポーチにひもでつないだし、準備OK!!

離陸まで超緊張!!マガジンの漫画家の真似をして絵を描いてみる。装置もしっかり固定されているようだし、いつでもμGよ来い!

・・2Gって重い(>.<)でも、負けずにピント合わせをがんばる。μGきた!うわっ浮いた!びっくりして椅子にしがみついていたら、隣の古川先生に笑われちゃった(^-^;)2回目以降はあらかじめアングルをつかんでおくことに。3~4回目でちょっと気持ちが悪くなったけど、大丈夫そう。2GだろうとμGだろうと、1.5Gだろうと、ピント合わせ!なんでぼやけるの~??曇ってるのかなぁ。カメラの映像もなんか切れ切れ・・・(汗)ま、いっか♪後半はもうピントがほとんど合わなくて、諦めて気楽にμGを楽しむことにする。と思ったら、インカムから「あっ!!!」という声が!びっくりしたら、アートチームがちょっとトラブってて、大丈夫かな?大丈夫そうだ☆

『2分前』のコールがかかってから「あ、やっぱちょっと待って!」という古川チームのちょっと待ってコールにも冷や冷や(スイッチ入れちゃったよう~)したけど。

ラストフライトのコールをお願いしてみた。最後ぐらいμGを楽しもうと思って(笑)。μG中で絵を描いてみた。うーん、筆圧が微妙に難しいかな?でもそれなりに描けた!

帰りの飛行機内では、操縦席から景色見たり、すごい楽しかった!富士山も綺麗!

飛行機から降りたときはなんだかふわふわしたけど、重力って素晴らしい♪でも、酔い止めの副作用で眠くて眠くて仕方なかった。デイリーミーティングも眠かったけど、明日のフライトのために更なる改良!改良!

カメラのくもりは曇り止め(DASさんより)を塗ったし、マニュアルもしっかり作ったし、地上実験もうまくいった!



名古屋入り4日目(16日フライト2日目)

ぐっすり眠って気分爽快!体調最高!絶好調で空飛ぶぞ!!酔わないために、ホテルのパンより、持参のおにぎりをぱくつく私。

結構平常心な自分にびっくり(笑)午前中、操作の手順を特訓!繰り返し練習していると、古川先生に「練習しすぎも・・・(笑)」と冷やかされ苦笑い。カメラの調子が微妙でドキドキ(>.<)

青いつなぎ&帽子が体になじんで動きやすい。酔い止めはグレープフルーツ味で意外に飲みやすい。搭乗前に、飛行機と一緒に写真撮影♪ヒーロー気分!

飛行機に乗り込み、特に緊張することもなく、あっという間に離陸。椅子を回すのに力が要ったけど、装置は異変もなく、準備万端!外れやすいインカムも耳にガムテープを貼って固定!!

初のパラボ!2GもμGも1.5Gも同じ姿勢を保った私は怪力?筋肉ありすぎ?まるで重力下と変わらない(笑)CCDカメラのピントが合うように集中していたので、よゆー。フライトの回数を重ねるごとに操作も慣れてきてマンネリ・・・?かえって、揺れを感じるようになり、酔いだす・・・。うぅ。フライトはエレベーターで降りるみたいなふわっと感だけど、確かにエレベーターで何度も往復したことないしなぁ。CCDカメラのピントはずれていく一方。なんでなんで??記録に残らなくちゃ意味無い!焦る・・・(-_-;)

フライトごとにどのチームも準備が早くなって、フライトはなんと14回。14回目のフライトで実験から離れて、μG遊び♪浮遊体験するぞ!と思うと気分も良くなり、古川先生のカメラの前でご機嫌!!天井すれすれを飛びましたー!重力無いって楽々♪ふわふわー

降り立つと、達成感と喜びで一杯でした!わっしょい!地上は歩きやすくていー。

眠い眠い、ぐったり。酔い止めが効きすぎて、机にふせてぐだぐだ寝ました。睡眠薬だ・・・。では、おやすみなさい☆



▲ ページのトップへ


 
Copyright 2007 Japan Aerospace Exploration Agency サイトポリシー・利用規約  ヘルプ