このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。

<免責事項> リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
最新情報については、https://humans-in-space.jaxa.jp/ のページをご覧ください。

サイトマップ

宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センター宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センタートップページ
  • Menu01
  • Menu02
  • Menu03
  • Menu04
  • Menu05
  • Menu06
  • Menu07

「きぼう」での実験

このエントリーをはてなブックマークに追加

「きぼう」利用高品質タンパク質結晶生成実験 2019A期 搭載候補タンパク質の募集について【基盤研究利用コース】【日本国内の大学・公的研究機関に所属している方】

最終更新日:2019年5月20日

 

(日本国内の民間企業、もしくは企業と連携のある大学・公的研究機関に所属している方は【民間利用促進コース】へ)

「高品質タンパク質結晶生成実験(JAXA PCG)」プロジェクトは、JAXAがこれまでに獲得・蓄積してきた結晶生成技術を適用し、国際宇宙ステーション(ISS)・「きぼう」日本実験棟において高品質なタンパク質結晶を生成し、成果を社会に還元することを目的としています。本募集では2019年12月以降に搭載するタンパク質を募集します。

本公募の募集対象について

JAXA PCGでは、将来のシーズ探索・実験技術向上・国の戦略研究への貢献に資する研究テーマを幅広く募集致します。重点領域として以下のテーマを設定することになりました。該当するテーマについては、宇宙実験での搭載リソース等が優先的に配分される予定です。

  • 国の戦略的テーマ(JST: CREST、 ERATO、さきがけ、AMED採択課題テーマ等)
  • 科学技術イノベーション総合戦略に掲載されるクリーンエネルギー関連や国の創薬事業テーマ(創薬支援ネットワーク等のテーマ)、オーファンドラッグに係わるテーマ等
  • JAXAの技術開発として協力頂けるテーマ(膜タンパク質結晶化技術、大型結晶生成技術等)

JAXA PCG 2019A期の概要

JAXA PCGでは、第1期・第2期実験シリーズを通して計12回の実験を実施してきました。2017年からは、第3期実験シリーズを開始しており、利用者にとって使いやすい宇宙実験を目指して、年2回だった実験機会を年4回以上に増加するとともに、20℃に加えて4℃の実験も実現しています。JAXA PCG 2019A期の概要は以下の通りです。共同研究期間中に最大3回の実験機会を利用できます。

JAXA PCG 2019A期
    ロシア宇宙船利用の場合 アメリカ宇宙船利用の場合
打ち上げ 打ち上げ射場 カザフスタン共和国
バイコヌール宇宙基地
NASAケネディ
宇宙センター(KSC)
打ち上げ宇宙船 ソユーズ宇宙船または
プログレス補給船
ドラゴン宇宙船
結晶生成実験 結晶化場所 国際宇宙ステーション(ISS)・「きぼう」日本実験棟
実験期間 約4-8週間程度(打ち上げ・回収時期による)
結晶化手法 SGT法、SLC法、OT法 SGT法、OT法、透析法
結晶化温度 20℃ 4℃、20℃
回収 帰還地点 カザフスタン共和国中部 太平洋上
帰還宇宙船 ソユーズ宇宙船 ドラゴン宇宙船

結晶化手法について

SGT法:液液拡散法の一種で、ゲルチューブとガラスキャピラリ、PET製の袋状のシートを用いて実施します。詳細は実験の手引きをご覧ください。

SLC法:SGT法をベースに、より内径の大きなキャピラリを使用できるように改変した手法です。中性子結晶構造解析等、大型の結晶を必要とされる場合に有効です。

OT法(浸透チューブ法):蒸気拡散法の結晶化条件がそのまま適用可能です。タンパク質セルからの溶質の漏出がないため、希少な化合物等の使用量が従来に比べて大幅に低減できます。

透析法:キャピラリからのタンパク質の漏出がないため、結晶化時のタンパク質濃度を下げたくない場合に有効です。

なお、嫌気環境下やバッチ法での結晶化にも対応していますので、必要に応じてお申し出ください。

募集要項・提出書類

募集要項・提出書類は以下からダウンロードしてください。

  1. 募集要項 [PDF: 1.76MB]
  2. 募集要項(共通編)実験の手引き [PDF: 6.86MB]
  3. 提出書類1(申込書) [Word: 18KB]
  4. 提出書類2(テーマ提案書) [Word: 33KB]
  5. 提出書類3(申込データシート) [Excel: 132KB]

募集締切

2019年7月1日(月) 10時

搭載候補決定の連絡

2019年8月に各提案者に電子メールにてご連絡をいたします。

共同研究契約について

宇宙実験に際して提案者の所属機関とJAXAとの間で利用契約(共同研究契約)を締結させていただきます。本制度においては、約款による契約締結方式を採用しています。提案者は約款に定める契約条件に同意のうえ、応募に必要な書類を提出してください。JAXAからの実施承諾書の発送をもって契約が成立します。ただし、JAXAが共同研究者(CI)として実験に参加する場合等についての利用契約(共同研究契約)は個別に調整させていただきます。契約書(約款)は以下からダウンロードして下さい。

その他

タンパク質種類が当初提案時点から変更になる場合は、改めてご応募いただく必要があります。提案タンパク質には変更がないものの、採択後に結晶化条件が変更になった等、申込データシートの内容に変更が生じた際には、その都度データシートの再提出をお願い致します。

次回のJAXA PCG実験を対象とした公募は2019年12月頃を予定しています。

「簡易結晶化診断」という新しい取り組みを開始しました。「簡易結晶化診断」は、共同研究契約締結前に宇宙実験の実現可能性を評価することを目的としており、タンパク質試料をお送り頂ければ、利用者に代わりJAXAにてタンパク質性状の確認や結晶化初期スクリーニングを実施します。まだ結晶が得られていないタンパク質や、結晶化に興味はあるものの結晶化技術を有していない方でもご応募頂くことが可能です。詳細については以下をご覧ください。

簡易結晶化診断について

書類提出先・お問い合わせ先

提出書類は電子メールに添付し、下記アドレスまで送付ください。また、募集全般に関してご不明な点は遠慮なくお問い合わせ下さい。

E-mail:
JAXA きぼう利用センター JAXA PCG募集担当 宛

 
Copyright 2007 Japan Aerospace Exploration Agency SNS運用方針 | サイトポリシー・利用規約