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宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センター
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「きぼう」での実験

Area PADLESの成果

最終更新日:2013年12月25日

ISSが飛行する高度約400kmの低周回軌道において、最も重要な宇宙放射線被ばくの原因は、太陽系の外から飛来する銀河宇宙線、地球磁場に捕捉された陽子線、太陽活動によって生じる太陽粒子線です。11年周期の太陽活動の変化、太陽フレアの発生、ISSの壁や内部の搭載ラックなどの遮へい効果やこれらを通過することによって発生する二次放射線や中性子の影響も受け、船内の宇宙放射線環境は複雑な挙動を示します。そのためISS各国のモジュール船内では、宇宙飛行士のリスク評価の一環として、線量計を用いた継続的な宇宙放射線による被ばく線量計測を行っており、計測結果について情報を交換しています。「きぼう」では、Area PADLESとして宇宙線のモニタリングを行っております。

同時期に測定した17か所の線量計の「きぼう」船内の設置場所の違いによって、吸収線量で1.5倍、線量当量で1.9倍の線量の違いが見られました。今後、太陽活動の変化に伴う線量の変動を、継続的に計測していく予定です。

2009~2010年には、PADLES線量計が6面に設置された立方体形状のEXP PADLES線量計を船内保管室天頂部に搭載し、低周回軌道で飛行するISS「きぼう」船内で、どの方向から宇宙放射線が入射しやすいか調べる実験を行いました。地球と垂直に設置された線量計と、地球の表面に平行に設置された線量計の計測結果を比較すると、垂直設置の線量計の高LET(人体に与えるエネルギーが大きい)領域のフラックス(単位時間・面積あたりに入射する重粒子の個数)が約2倍以上高くなることがわかりました。

高LET放射線に対して感受性の高い機器やデバイスの船内の長期保管や、生物試料の放射線影響を評価をする場合には、ISS船内の設置場所や入射面を考慮する必要があります。


きぼう船内の宇宙放射線の入射方向依存性を見るために船内保管室の天頂に設置されたExp PADLES線量計

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