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「きぼう」日本実験棟

JAXAデイリーレポート 飛行17日目(Flight Day 17)

最終更新日:2008年3月27日
映像へのリンク SPACE@NAVI-Kibo DAILY PROGRAM STS-123 LANDING

2008年3月27日 飛行17日目(Flight Day: FD17)

エンデバー号の着陸

エンデバー号の着陸(提供:NASA)

土井宇宙飛行士らをのせたスペースシャトル「エンデバー号」は、日本時間3月27日午前9時39分に、NASAケネディ宇宙センター(KSC)に無事着陸しました。

エンデバー号は、着陸に備え、3月27日午前4時26分にペイロードベイ(貨物室)のドアを閉じました。本日のKSCへの着陸機会は2回ありましたが、1回目の機会はKSCの天候が着陸に適さなかったため見送られ、2回目の機会に着陸することになりました。

3月27日午前8時33分に、軌道制御システム(Orbital Maneuvering System: OMS)のスラスタを2分45秒にわたり噴射し、軌道離脱を開始しました。その後、大気圏に再突入し、NASAケネディ宇宙センター(KSC)の15番滑走路に着陸しました。着陸時刻の詳細は以下の通りです。

  • 主脚接地時刻:3月27日午前9時39分08秒
  • 前輪接地時刻:3月27日午前9時39分17秒
  • 完全停止時刻:3月27日午前9時40分41秒
着陸後のエンデバー号のクル-

着陸後のエンデバー号のクル-(提供:NASA)

総飛行距離は約1058万km(約6,578,000マイル)、地球周回数は249周、飛行期間は15日18時間11分となり、ISS組立ミッションでは最長の飛行期間となりました。夜間(米国時間)の着陸は、STS-115(12A)ミッション以来となり、スペースシャトルミッションとしては22回目、KSCへは16回目となります。

本日の土井宇宙飛行士

着陸後、マイケル・フォアマン宇宙飛行士と会話を交わす土井宇宙飛行士

着陸後、マイケル・フォアマン宇宙飛行士と会話を交わす土井宇宙飛行士(提供:NASA)

土井宇宙飛行士はクルーとともに、軌道離脱に向けた準備を行い、着陸に備えました。帰還時には、与圧服(オレンジスーツ)を着用し、エンデバー号のミッドデッキ中央に座りました。着陸から約1時間10分後に、土井宇宙飛行士らクルーはエンデバー号から降りて、機体の確認などを行いました。

3月28日午前6時には、NASAジョンソン宇宙センター(JSC)に戻る予定です。

本日の土井宇宙飛行士の食事

朝食 昼食 夕食
  • 白がゆ(FF)(※1)
  • 乾燥あんず(IM)
  • ソーセージ(I)
  • グラノラバー(NF)
  • キャンディーコートチョコレート(NF)
  • オレンジ・パイナップルドリンク(B)
  • レモンティー(B)

B:飲み物 FF:フレッシュフード(※2) I:放射線照射殺菌済み IM:半乾燥状態 NF:自然状態でパック

※1:宇宙日本食として認証された宇宙食。詳細は宇宙日本食ページをご覧ください。
※2:フレッシュフードは各宇宙飛行士が自分で選んで持っていくことができる宇宙食で、認証済みの宇宙食以外に市販食品から選ぶこともできます。

ウェイクアップコール

エンデバー号のクルーは、3月26日午後11時58分にグレゴリー・ジョンソン宇宙飛行士のためにかけられた、トレインの"Drops of Jupiter"で起床しました。

※ウェイクアップコールは長年続けられている恒例の習慣です。ミッション期間中毎日、クルーは地上から送られる様々な音楽で目覚めます。曲はクルーにちなんだものやクルーの要望に沿ったものが選ばれています。以下のサイトでウェイクアップコールを聞くことができます。
≫ STS-123 Wakeup Calls (NASA:英語)

 
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