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土井宇宙飛行士らをのせたスペースシャトル「エンデバー号」は、米国中部夏時間3月24日午後7時25分(日本時間3月25日午前9時25分)に、国際宇宙ステーション(ISS)から分離し、帰還の途に就きました。
エンデバー号のクルーとISSのクルーは、分離前にお別れの挨拶をし、3月24日午後4時49分(日本時間3月25日午前6時49分)にエンデバー号とISS間のハッチが閉じられました。分離後、ISSの周りを1周と少しまわり、今回のミッションで「きぼう」日本実験棟船内保管室と「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)が取り付けられたISSを、写真とビデオで撮影しました。
これから、エンデバー号のクルーは帰還に向け準備を行います。ISSのクルーは4月3日にISSへ到着する欧州補給機(Automated Transfer Vehicle: ATV)に備え、到着時間に合わせて睡眠スケジュールを少しずつずらしていきます。
土井宇宙飛行士は、起床後、就寝前に起動した膨張硬化構造物実験装置(Rigidizable Inflatable Get-Away-Special Experiment: RIGEX)を停止し、その後、地上に持ち帰る物資の最終確認を行いました。土井宇宙飛行士は今回のミッションでロードマスター(物資移送責任者)を務めており、スペースシャトル/ISS間での物資移送作業を取りまとめています。
その後、エンデバー号のクルーとともに、ISSからの分離、フライアラウンドに関する作業を行いました。
朝食 | 昼食 | 夕食 |
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B:飲み物 FF:フレッシュフード(※3) I:放射線照射殺菌済み IM:半乾燥状態 NF:自然状態でパック R:(温)水を加えて調理する T:加熱処理
※1:宇宙日本食として認証された宇宙食。詳細は宇宙日本食ページをご覧ください。
※2:宇宙日本食以外の日本食。
※3:フレッシュフードは各宇宙飛行士が自分で選んで持っていくことができる宇宙食で、認証済みの宇宙食以外に市販食品から選ぶこともできます。
エンデバー号のクルーは、3月25日午前0時43分、土井宇宙飛行士のために、土井宇宙飛行士夫人からのリクエストでかけられた、土居裕子さんが歌う童謡"ふるさと"で起床しました。ウェイクアップコールを受けた土井宇宙飛行士は、以下のコメントを述べました。
「Good morning..
みなさんおはようございます。もうすぐふるさと地球に帰ります。みなさんとまた会えるのを楽しみにしています。
We are coming home. Thank you very much.」
土井宇宙飛行士夫人は、選曲の理由を以下のように述べています。
「土井隆雄の宇宙飛行士人生と同じ時をへて、とうとう日本の宇宙ステーション「きぼう」の建設が始まりました。宇宙を家として日本人が暮らすようになり、窓の外に回転していく青い地球に日本をみつけて、ふるさとを思う。さらにいつの日にか、「きぼう」をふるさととして、月や火星、他の太陽系に、旅立っていく日が来る。
クルーが任務を完了し、「きぼう」をあとにふるさとに向かうこの日、日本人が心の歌として歌い続けてきた「ふるさと」を贈りたいと思います。」
本日は、3月25日午後3時58分に就寝しました。起床は3月25日午後11時58分の予定です。
詳細は飛行スケジュール16日目(FD16)をご覧ください。
特に断りのない限り、日時は日本時間です。
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