飛行士の訓練で皆さんよくご存知なのが、ジェット機の訓練。「宇宙飛行準備訓練」とされ、飛行士訓練の柱の一つです。
NASAでの訓練に使っている二人乗りのT38ジェット練習機は、それこそNASA飛行士の第1期生の頃から使ってます。
ミッションスペシャリストの場合、年間48時間の飛行時間要求があり(最初の200時間までは年間100時間)、ミッションにアサインされてもそれは変わりません。
ほとんどの場合は1機で飛行しますが、編隊飛行することもあります。
先日は、STS-124のメンツ(ケン・ハム、ロン・ギャラン、マイク・フォッサムと私)で、2機で編隊飛行しました。
編隊飛行中。前の席にケン、後がマイク。ちなみにこちらは前がロン、後が私。
空に上がってしまえば後に座る我々ミッションスペシャリストも操縦しますし、通信や航法も担当します。
何かあった場合には、二人で分担しながら、対処します。
通信や正確な操作のほか、このあたりのチームワークや状況把握、リアルタイムでの決断力などを培うのに、T38訓練がベストなんですね。
正に、宇宙飛行準備のための訓練です。
こんな感じで飛行してます。
コメント (2)
かっこいいですね。48時間だと毎週1回ぐらいは飛んでるんですね。日本に戻ったときには、お話聞かせてください。
投稿者: はげ風のインストラクター(そのうちアサイン予定) | 2007年11月28日 20:54
アキ”ロシア語で考えろ!” (映画:ファイヤーフォックスより)
でも星出さんなら、本当にできそうだね。
追伸
レーガン大統領(?)にもよろしくお伝えください。
投稿者: はげ風のインストラクター | 2007年12月 3日 20:04