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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

古川聡宇宙飛行士

古川宇宙飛行士の作業状況(2011年10月25日)

10月24日、古川宇宙飛行士は、「きぼう」日本実験棟において、地上からの遠隔操作で行われている「マランゴニ対流におけるカオス・乱流とその遷移過程(Marangoni Exp/MEIS)」実験の様子を録画する画像取得処理装置(Image Processing Unit: IPU)のハードディスクの交換を行いました。

この実験は、gジッターと呼ばれる、クルーの活動や計器類の振動から生じる加速度振動の影響を受けやすい繊細な実験であるため、クルーの就寝時間に行われ、この実験が行われる際はクルーに連絡があり、実験に支障を与えないようなるべく動き回らないようにしています。

また、温度勾配炉(Gradient Heating Furnace: GHF)の初期動作確認を引き続き行い、加熱室の絶縁抵抗を計測し、GHFの炉体部のフロントパネルを閉じました。その後、微小重力計測装置(Microgravity Measurement Apparatus: MMA)の3軸加速度センサを勾配炉実験ラックに接続しました。

さらに、「デスティニー」(米国実験棟)にある微小重力研究グローブボックス(Microgravity Science Glovebox: MSG)の目視点検を行い、起動させました。

この日は国際宇宙ステーション(ISS)の右舷側のクルーの個室(Crew Quarters: CQ)の清掃活動を行い、不要品を廃棄し、掃除機をかけて殺菌タオルを使用して拭き掃除を行いました。

また、携帯用救急備品(Portable Emergency Provisions: PEP)の定期点検を行い、船内に多数ある消火器(Portable Fire Extinguishers: PFE)や、可搬型呼吸器(Portable Breathing Apparatus: PBA)などの各備品の点検を行いました。

翌日にISSの高度を調節するためのリブースト(軌道上昇)が行われるため、その準備として「キューポラ」(観測窓)や「きぼう」の窓のシャッターを閉じました。

【一言コラム:リブーストの前になぜISSの窓のシャッターを閉めるのか?】

シャッターが閉じられた状態の「きぼう」の窓(出典:JAXA/NASA)

写真:「きぼう」ロボットアームを操作する野口、クリーマー両宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)

ロボットアームの動作モニタのためシャッターが開かれた状態の「きぼう」の窓(出典:JAXA/NASA)

 日本時間の10月26日に、国際宇宙ステーション(ISS)のリブースト(軌道上昇)が予定されています。

 リブーストは、通常「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)後方にドッキングしているプログレス補給船や欧州補給機(ATV)のスラスタ(小型のエンジン)を使用して行います。宇宙機がドッキングしていないときは、「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)のスラスタを使用する場合もあります。

 スラスタを使用する際、推進薬の燃焼により化学物質が噴射されます。この化学物質がISSの窓の外側に付着すると、汚れによる曇りなどの原因となり、船外活動で窓ガラスの交換が必要となるため、窓のシャッターを閉めておくことで化学物質の付着を防止します。

 ISSの窓のシャッターは、このような汚れ防止のほか、宇宙ゴミ(スペースデブリ)の衝突による窓の損傷や、強い太陽光の入射などを防ぐ役割があるため、窓を使用しないときは原則としてシャッターを閉じることになっています。

 なお、ISSの窓は、ISS船外の写真の撮影や地球観測、ロボットアーム運用時のモニタなどの作業に使用されるほか、クルーが息抜きとして地球や星などを眺める憩いの場ともなっています。

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