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国際宇宙ステーションの組立フライト 1E(STS-122)

「コロンバス」(欧州実験棟)

最終更新日:2007年12月1日

「コロンバス」(欧州実験棟)は、欧州宇宙機関(ESA)によって開発された実験棟で、生命科学、材料科学、流体物理学などのさまざまな実験を行うことができます。欧州では初めての宇宙飛行士が長期間活動できる有人施設で、最大3名まで搭乗できます。

コロンバス外観

コロンバス外観(クA軼SA-D. Ducros)

コロンバスは、「ハーモニー」(第2結合部)の右舷側の共通結合機構(Common Berthing Mechanism: CBM)に取り付けられます。

イタリア宇宙機関(ASI)が開発した多目的補給モジュール(Multi-Purpose Logistics Module: MPLM)、およびハーモニーと主要構造を共通化しているため、長さと直径はほぼ同じです。

画像:コロンバス
画像:コロンバス

整備中のコロンバス(提供:NASA)

コロンバスの主要諸元
項目
寸法 約4.47m(直径)×約6.8m(長さ)
搭載ラック数 16ラック(うち実験ラック 10ラック)
質量 12,775kg(打上げ時)

コロンバスでは、無重量環境下での幅広い実験が可能です。コロンバスの外部にはESAの船外実験装置の設置場所が4箇所あり、さまざまな宇宙曝露実験が行われます。

画像:コロンバスの曝露実験装置

コロンバスの内部と曝露実験装置(クA軼SA-D. Ducros)

※SOLAR、EuTEFについては、軽量型曝露機器輸送用キャリア(ICC-Lite)のページをご覧ください。

搭載ラック

コロンバス内部(打上げ時の状態)

打上げ時のコロンバス内部(クA軼SA)

コロンバスには、国際標準実験ラック(International Standard Payload Rack: ISPR)に適合する10台の実験ラックが取り付けられます。 8台は側面に、2台は天井に配置されます。

STS-122ミッションでは、以下の5つの実験ラック、保管ラックが搭載されて打ち上げられます。


画像:Biolab 生物学実験ラック(Biolab)
宇宙で生命科学実験を行うための実験装置を収容します。微生物、細胞、組織培養、小植物、小型無脊椎動物などの生物学実験をサポートします。
画像:FSL 流体科学実験ラック(Fluid Science Laboratory: FSL)
微小重力下で流体科学実験を行うための装置です。地上では解明できない流体の動的現象についての研究が行われます。
画像:EPM 欧州生理学実験ラック(European Physiology Modules: EPM)
長期間にわたる宇宙飛行が人体へおよぼす影響について研究するための実験装置を収容します。老化プロセス、骨粗しょう症、バランス機能障害、筋力退化といった身体機能について研究が行われます。
画像:EDR 欧州引出しラック(European Drawer Rack: EDR)
さまざまな分野の科学実験装置をフレキシブルに収容する実験装置収納設備です。国際サブラック・インタフェース標準(International Subrack Interface Standard: ISIS)引出しとISSロッカーの2種類の引出しがあります。
画像:ETC 欧州輸送キャリア(European Transport Carrier: ETC)
消耗品や軌道上支援用品、軌道上交換ユニット、実験コンテナなどの科学実験用品など、さまざまな物資を収容し輸送します。運ばれる物資は全て、物資輸送用バッグに収納されます。

(画像は全てクA軼SA-D. Ducros)

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