実験の背景と目的
重力のない宇宙で、植物はどう成長するのか。
本実験では、シロイヌナズナをもちいて、ライフサイクル全般に対する重力影響を、形態レベルと遺伝子レベルの両面から探ります。
実験内容
日本が誇る「ハイテク植木鉢」の植物実験ユニットでシロイヌナズナを育てます。
葉や茎の成長、受精、胚発生、種子形成のそれぞれの段階で、重力影響を調べます。
ココがポイント!
ライフサイクルの短いシロイヌナズナでも、種子から発芽し、次の世代の種子がとれるまでに約2ヶ月かかります。
長期滞在可能な宇宙ステーションならではの実験です。
成果
乾燥状態で打ち上げられた種子は水をあげ始めてから3日後に発芽し、葉が開き、茎が伸びて開花、そして実が形成されました。また、宇宙で受粉が起こることも確認されました。
実験成果報告書 [PDF 2.2MB]
事後評価まとめ [PDF 216KB]
本実験は2009年9月から11月まで実施されました。
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