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JAXAは、「きぼう」日本実験棟の運用に関わる運用管制員の育成を目的に、「きぼう」の実運用を模擬したシミュレーション訓練を実施しています。
2008年9月11日、2J/A(STS-127)ミッションで実施する衛星間通信システム(Inter-orbit Communication System: ICS)の曝露系サブシステム(ICS Exposed Facility subsystem: ICS-EF)の移設を模擬したシミュレーション訓練を行いました。
ICS-EFは、送受信用アンテナおよびその駆動装置、周波数変換器、高出力電力増幅器などの高周波機器、各種センサ(地球センサ、太陽センサ、慣性基準装置)から構成されており、船外実験プラットフォームに取り付けられます。
「きぼう」の船外実験プラットフォームと船外パレットを国際宇宙ステーション(ISS)に打ち上げる2J/Aミッションでは、まず船外実験プラットフォームを船内実験室に取り付け、船外パレットを船外実験プラットフォームに取り付けます。そして、打上げ時、船外パレットに搭載していたICS-EFと宇宙環境計測ミッション装置(SEDA-AP)、全天X線監視装置(MAXI)を、「きぼう」のロボットアームを使用して船外実験プラットフォームへ移設します。
今回のシミュレーション訓練には、2J/Aミッションクルーと2J/Aミッション時にISSに滞在している若田宇宙飛行士、そして2J/Aミッションで若田宇宙飛行士とISS長期滞在を交替するティモシー・コプラ宇宙飛行士らが、軌道上のクルーとして参加し、「きぼう」のロボットアームのシミュレータを使用してICS-EFの移設作業を模擬しました。
運用管制チーム(JAXA Flight Control Team: JFCT)のメンバーは、クルーとのコミュニケーションや協調運用のほか、運用の進行に関わる判断や、クルーの作業状況の把握などに重点を置き、訓練を行いました。
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