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「きぼう」日本実験棟船内実験室は、飛行4日目に国際宇宙ステーション(ISS)に取り付けられます。 星出宇宙飛行士がISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)を操作し、船内実験室を「ハーモニー」(第2結合部)に取り付けます。
飛行7日目には、1J/A(STS-123)ミッションでハーモニーに仮設置されていた船内保管室が、船内実験室に移設されます。
船内実験室の取付けから船内保管室の移設までの流れは、以下の通りです。
船内実験室の取出し/取付け
ISSのロボットアーム(SSRMS)で、スペースシャトルのペイロードベイ(貨物室)から船内実験室を取り出し、ハーモニーに取り付けます。SSRMSの操作は、星出宇宙飛行士が行います。
連結部の点検
船内実験室とハーモニーとの連結部を加圧し、気密点検を行います。
※詳細は飛行スケジュール4日目をご覧下さい。
連結部の整備
船内実験室とハーモニーの連結部で、電気・通信ケーブルや配管類を接続します。
船内実験室のB系起動
星出宇宙飛行士がハーモニー内のコンピュータを使って初期起動を行い、その後、筑波宇宙センター(TKSC)の「きぼう」運用管制室から完全な起動が行われます。
船内実験室への入室
さらに連結部での設定作業を行い、船内実験室/ハーモニー間のハッチを開きます。星出宇宙飛行士が船内実験室内に入って室内の点検と設定を行います。
ロボットアーム制御ラックの移設
1J/Aミッションで船内保管室に運ばれたラックのうち、最初に「きぼう」のロボットアーム制御ラックを、船内実験室に移設します。
翌日、飛行6日目にこのラックの配線を接続すれば、TKSCの管制室からロボットアーム制御ラックの起動が行われ、「きぼう」ロボットアームの温度データを詳細に確認できるようになります。
※詳細は飛行スケジュール5日目をご覧下さい。
船内保管室からのラックの移設
1J/Aミッション時に船内保管室で運ばれた残りの7つのラックを、船内実験室へ移設します。
船内実験室のA系起動
船内実験室のA系システムを地上から起動します(A系起動)。
船内保管室の移設準備
船内保管室の移設に備えて、船内保管室のハッチを閉じます。
※詳細は飛行スケジュール6日目をご覧下さい。
船内保管室の移設準備
星出宇宙飛行士が、船内保管室とハーモニー間の連結部の配線を取り外し、ハーモニー側のハッチを閉じます。
ハーモニーとの結合の解除
船内保管室とハーモニーの連結部を減圧後、船内保管室とハーモニー間の結合を解除します。
船内保管室の移設
SSRMSで船内保管室を把持し、ハーモニーから船内実験室に移設します。星出宇宙飛行士は移設時、共通結合機構(Common Berthing Mechanism :CBM)*に関わる操作を担当します。
連結部の点検
船内保管室と船内実験室の連結部を加圧し、気密点検を行います。
※詳細は飛行スケジュール7日目をご覧下さい。
船内実験室と船内保管室の連結部の電気配線を接続し、船内保管室のヒータを起動します。星出宇宙飛行士が、連結部の整備作業を行います。
星出宇宙飛行士が、船内実験室の天頂部に移設された船内保管室へ入室します。
※詳細は飛行スケジュール10日目をご覧下さい。
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