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船内実験室

issと「きぼう」

PADLES: ライフサイエンス宇宙実験のための受動積算型宇宙放射線計測技術

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ライフサイエンス宇宙実験のための受動積算型宇宙放射線計測技術 PADLES(Passive Dosimeter for Lifescience Experiments in Space)

 
ライフサイエンス宇宙実験における宇宙放射線環境
  高度400km ISS軌道上、スペースシャトルにおける宇宙放射線環境
  ライフサイエンス宇宙実験における宇宙放射線の影響
  過去の宇宙放射線影響実験とその結果の例
 
ライフサイエンス宇宙実験において重要な、生物試料の宇宙放射線計測、データの解析・提供をJAXAが行います。
  ライフサイエンス宇宙実験での放射線測定フロー
  PADLESドシメーターパッケージの特徴
  解析プロセス
 
宇宙放射線測定データ報告例
  STS-95ライフサイエンス実験
  提供データ報告例
 
搭載への工夫と過去の搭載測定実績
  搭載への工夫
  JAXAのドシメーターパッケージ搭載測定実験の例
 
微小重力・ライフサイエンスなどの宇宙実験を目指す方のために
 

ISS宇宙放射線環境計測データベース

STS-95ライフサイエンス実験

■STS-95ミッション
1998年10月29日から11月7日にかけて、ディスカバリー号で行われた約9日間のスペースシャトルミッションです。日本やアメリカ、ヨーロッパ、カナダなどの国際協力により、ライフサイエンスや微小重力科学に関する有人宇宙実験が行われました。JAXAからは向井千秋宇宙飛行士が搭乗し、ライフサイエンスや宇宙医学分野の有人宇宙実験を担当しました。
■STS-95シャトル軌道と船内宇宙放射線環境
ISSの軌道は、地上からの高度が400km前後で赤道と軌道のなす角度が51.6度です。このような軌道では、銀河宇宙線と地球磁場捕捉陽子線による被ばく量はほぼ同じ程度になります。しかし、STS-95の軌道高度は約555kmと高く、しかも軌道傾斜角が約28.5度と低かったため、飛行中に地球磁場捕捉陽子線を大量にあびました。これは生物試料の被ばく線量率を増加させ、さらに陽子線が核反応で作り出す高LETで飛程の短い粒子(反跳原子核など)も多く発生して被ばくに寄与するという結果になりました。
  実験テーマ名:「ヒト細胞における宇宙放射線及び微小重力による癌遺伝子の変化」
STS-95飛行期間:1998年10月29日から1998年11月7日
        (約8.9日間、軌道高度555km、軌道傾斜角28.5度)

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