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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

野口聡一宇宙飛行士

第18次、第19次長期滞在クルー固有訓練(2008年10月15日)

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船外実験プラットフォームと船外パレットの運用について訓練を受けるコプラ(右)、クリーマー(手前)両宇宙飛行士

JAXAの筑波宇宙センター(TKSC)では、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する宇宙飛行士に対して、「きぼう」日本実験棟の運用に関わる訓練を行っています。

2008年9月1日から9月12日にかけて、第18次、第19次長期滞在クルーを対象に、ISS長期滞在中に行う「きぼう」に関わる作業の訓練が行われました。

訓練には、第18次、第19次長期滞在クルーとしてISSに滞在する若田宇宙飛行士とバックアップクルーの野口宇宙飛行士、2J/A(STS-127)ミッションで若田宇宙飛行士と交替する第19次長期滞在クルーのティモシー・コプラ宇宙飛行士とバックアップクルーであるティモシー・クリーマー宇宙飛行士が参加しました。

若田、野口両宇宙飛行士は、「きぼう」打上げ第3便目となる2J/Aミッションで打ち上げる船外実験プラットフォーム船内実験室への取付けに関わる運用や、船外実験プラットフォームへ取り付けた船外パレットから、船外実験プラットフォームへ船外実験装置を移設する運用のほか、移設に使用するロボットアームの点検などの運用について、講義のほか、シミュレータやモックアップ(実物大模型)を使用した訓練を行いました。また、長期滞在中に行う「きぼう」での実験について、講義やグランドモデルを使用した訓練のほか、教育実験(Education Payload Operations: EPO)の訓練や、健康管理のための心電図計測器の検証などを行いました。

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シミュレーション訓練の様子

コプラ、クリーマー両宇宙飛行士は、船外実験プラットフォームの取付け、船外パレットから船外実験プラットフォームへの衛星間通信システム曝露系サブシステム(Inter-orbit Communication System Exposed Facility subsystem: ICS-EF)の移設作業についての訓練のほか、船外実験装置を出し入れする船内実験室のエアロックやロボットアームの操作、船外実験装置の結合機構について訓練を行いました。

訓練中には、運用管制チーム(JAXA Flight Control Team: JFCT)と合同で、2J/Aミッション中に実施するICS-EFの移設作業を模擬したシミュレーション訓練を行いました。若田、野口、コプラ、クリーマー宇宙飛行士は、TKSCで訓練を行っていた2J/Aクルーとともに、軌道上のクルーとして訓練に参加し、JFCTとの連携を深めました。

2J/Aミッションスペースシャトルクルー訓練
2008年9月に行われた2J/Aミッションクルーの訓練について、紹介しています。

若田、野口両宇宙飛行士が第18次長期滞在クルーとしてTKSCで訓練を受けるのは、今回が最後となりました。今後も、米国、ロシアにて、ISS長期滞在に向けて訓練を行っていきます。また、TKSCでは、今後もISS長期滞在クルーを迎え、「きぼう」の訓練を行っていきます。

ISS長期滞在クルー、2J/Aミッションクルー記者会見

9月11日、TKSCで訓練を行っていた若田宇宙飛行士らISS長期滞在クルーおよび2J/Aミッションクルーが、記者会見を行いました。

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会見の様子

会見では、今回の訓練の内容や、2J/Aミッションに向けた抱負などが語られました。

若田宇宙飛行士は、「「きぼう」の最終段階の組立てを行う、非常に大事な任務を帯びたメンバーである。」と他の宇宙飛行士を紹介し、「彼らと共に限られた訓練時間で、今週一週間充実した訓練ができ、つくばの地上管制要員含めて、素晴らしいチームワークができていると思う。この調子でやっていければ「きぼう」の組立・完成はしっかりできると思っている。」と今回の訓練の成果を語りました。

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ミッションへの意気込みを語る若田宇宙飛行士(左)

また、記者から、打上げまで半年を残した今感じていること、宇宙へ行ったときに日本国民に伝えたいことを聞かれると、「宇宙飛行士として16年間の経験をすべてぶつけていい仕事ができるように頑張りたい。宇宙に行った後、皆さんに伝えたいメッセージは、ISS・「きぼう」は様々な実験機会を提供できるすばらしい施設である。それを利用して日常生活を豊かにするいろんな技術、新しい発見がもたらされること、宇宙の暮らしのすばらしさを映像を含めて伝えられればと思っている。」と語りました。

2J/Aミッションのコマンダーであるマーク・ポランスキー宇宙飛行士は、若田宇宙飛行士について記者から質問を受けると、「長い間友人として付き合っていたが、ようやく一緒に宇宙に行けることを楽しみにしている。仕事自体は大きな挑戦だが、一緒に宇宙に出ることを光栄に思っている。」と語りました。

 
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