コロンバスの取付け準備
国際宇宙ステーション(ISS)船内のクルーが「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)を操作してペイロードベイ(貨物室)から「コロンバス」(欧州実験棟)を取り出す前に、以下の作業をペイロードベイ内で行います。
電力・通信インタフェース付グラプル・フィクスチャ(PDGF)のコロンバス外壁への取付け
コロンバスの外壁に電力・通信インタフェース付グラプル・フィクスチャ(Power and Data Grapple Fixture: PDGF)を設置します。このPDGFはコロンバスをペイロードベイから取り出す際にカナダアーム2で把持する場所となります。
打上げ時、PDGFをコロンバスに設置するスペースがないため、PDGFはコロンバスに取り付けず、ペイロードベイ側面に搭載されます。
共通結合機構(CBM)カバーの取外し
コロンバスのISSへの結合部となる共通結合機構(Common Berthing Mechanism: CBM)に取り付けられているカバーを取り外します。このカバーはCBMに汚れが付着するのを防ぐために取り付けられています。
ヒータケーブルの切離し
スペースシャトルからコロンバスにヒータ電力を供給するヒータケーブルを切り離します。