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STS-122(1E)ミッションでは、「コロンバス」(欧州実験棟)が国際宇宙ステーション(ISS)に取り付けられます。ミッションの内容は、主に以下の通りです。
欧州宇宙機関(ESA)のコロンバスを、前回のSTS-120(10A)ミッションでISSに運ばれた「ハーモニー」(第2結合部)に取り付け、起動します。
ESAの船内実験装置と船外実験装置をISSに運びます。
船内実験装置はラックに搭載されてコロンバス内に設置した状態で打ち上げられます。これらのラックは、打上げ時は重量バランスを考慮して、軌道上の設置場所とは異なる場所に設置されているため、ミッション中にこれらのラックを本来の設置場所に移設します。
船外実験装置は、ペイロードベイ(貨物室)に搭載された軽量型曝露機器輸送用キャリア(Integrated Cargo Carrier: ICC-Lite)に載せられて運ばれます。ミッション中に実施する船外活動で、コロンバスの外側に設置します。
ESAのレオポルド・アイハーツ宇宙飛行士が第16次長期滞在クルーに加わります。そして、STS-120(10A)ミッションでISSに到着し第16次長期滞在クルーとして滞在しているダニエル・タニ宇宙飛行士がアトランティス号で帰還します。
ハーモニーの起動で使用し、空になったP1トラスの窒素タンク(Nitrogen Tank Assembly: NTA)を船外活動で交換します。
STS-118(13A.1)ミッションで交換しISSの船外保管プラットフォーム2(External Stowage Platform: ESP-2)上に保管していた故障したコントロール・モーメント・ジャイロ(Control Moment Gyroscope: CMG)を回収し、地上に持ち帰ります。CMGはISSの姿勢制御を担う機器で、ISSに全部で4基設置されています。
実験装置や交換部品、予備品、食料・衣服などの生活物資をISSへ運びます。
軌道上でのセンサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)を使用した強化炭素複合材(Reinforced Carbon Carbon: RCC)の損傷の有無を検査します。また、ISSからスペースシャトルの熱防護システム(RCCと耐熱タイル)の状況を撮影するために、ISSとのドッキング前にランデブー・ピッチ・マヌーバ(縦方向に360度回転)を行います。
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