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国際宇宙ステーションの組立フライト 12A(STS-115)

STS-115 NASAステータスレポート#05

最終更新日:2006年9月12日

2006年9月11日(月)午後5時00分(米国中部夏時間)
2006年9月12日(火)午前7時00分(日本時間)

スペースシャトル「アトランティス号」のクルーは、米国中部夏時間9月11日午前7時35分(日本時間9月11日午後9時35分)に、ヒューストンのミッション・コントロールの管制官たちに向けて笑顔で手を振りながら、国際宇宙ステーション(ISS)の中に入りました。

「ステーション、お客さんが来たのが見えますよ。私たちに向かって手を振ってくれるように言ってください。」と、ISSとの交信担当(Capsule Communicator: CAPCOM)のパメラ・アン・メルロイ宇宙飛行士が言いました。

アトランティス号とISSは9月11日午前5時48分(同9月11日午後7時48分)にドッキングし、7日間の共同運用を開始しました。アトランティス号とISS間のハッチは9月11日午前7時30分(同9月11日午後9時30分)に開けられ、笑顔で抱き合う喜びの出迎えとなりました。

ドッキングに先立ち、コマンダーのブレント・ジェットは、アトランティス号を操縦し、ISSのおよそ600フィート(約183m)下方で縦に360度回転させました。第13次長期滞在クルーは、この間にISSからアトランティス号の耐熱タイルの高解像度画像を撮影しました。

ドッキング後、パイロットのクリストファー・ファーガソンとミッション・スペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のダニエル・バーバンクは、スペースシャトルのロボットアーム(SRMS)で重さ約15.9トンのP3/P4トラスを把持し、アトランティス号のペイロードベイ(貨物室)から持ち上げ、「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)に受け渡す位置まで移動させました。

ハッチが開いた後、MSのスティーブン・マクリーンと第13次長期滞在クルーのフライトエンジニアであるジェフリー・ウィリアムズが、今度はカナダアーム2を操作し、P3/P4トラスをSRMSから受け取りました。マクリーンはカナダアーム2を宇宙で操作した初めてのカナダ人となりました。

1日の最後の作業として、「クエスト」(エアロック)内での“キャンプアウト”(ただしマシュマロはありません)が行われました。MSのハイディマリー・ステファニション・パイパーとジョセフ・タナーは、クエストの中で一晩眠り、9月13日に予定される第1回船外活動に備えています。この“キャンプアウト”の手順を実施することで、宇宙飛行士の血中の窒素ガスを体内から排出するのを促し、船外活動の最終準備にかかる時間を短縮することができます。

パイパーとタナーは、第1回船外活動で、P3/P4トラスの電源ケーブルの接続作業と、太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)を格納している太陽電池ブランケット収納箱(Solar Array Blanket Box: SABB)、およびP4トラスとSAWの結合機構であるベータ・ジンバル・アセンブリ(Beta Gimbal Assembly: BGA)が破損しない様にそれぞれを固定している機構の解除作業を行う予定です。また、パイパーとタナーは、太陽電池パドル回転機構(Solar Alpha Rotary Joint: SARJ)の取付けと、新しく設置するP3トラスとP1トラスの間の電源ケーブルの接続作業も行う予定です。

ISSのクルーは9月11日午後2時45分(同9月12日午前4時45分)に、アトランティス号のクルーはその30分後に就寝しました。次のSTS-115ステータスレポートは、9月12日朝(同9月12日午後)、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/news/sts115/STS-115-05.html
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

  

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