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国際宇宙ステーションの組立フライト 12A(STS-115)

STS-115 NASAステータスレポート#04

最終更新日:2006年9月12日

2006年9月11日(月)午前2時00分(米国中部夏時間)
2006年9月11日(月)午後4時00分(日本時間)

スペースシャトル「アトランティス号」のクルーは、忙しくも胸躍る1日を開始しました。アトランティス号と国際宇宙ステーション(ISS)のドッキングは米国中部夏時間9月11日午前5時46分(日本時間9月11日午後7時46分)に予定され、7日間の共同ミッションが始まります。

クルーは9月10日午後11時15分(同9月11日午後1時15分)に、ダニエル・バーバンクの子どもたちによるチェロのソロ演奏で起床しました。30分後、クルーはランデブー用軌道制御を開始しました。アトランティス号がISSに近づく途中で、コマンダーのブレント・ジェットとパイロットのクリストファー・ファーガソンは、ランデブー・ピッチ・マヌーバ(Rendezvous Pitch Maneuver: RPM)を行う予定です。ランデブー・ピッチ・マヌーバとは、ISSのクルーがアトランティス号の耐熱シールドの写真の撮影ができるように、スペースシャトルの機体を縦方向に360度回転させる姿勢制御のことです。

午前中、他のSTS-115クルーである、ミッション・スペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のジョセフ・タナー、ダニエル・バーバンク、ハイディマリー・ステファニション・パイパー、およびスティーブン・マクリーンは、宇宙服の水容器への水の充填、スチルカメラとビデオカメラの設定、運動などの作業を行う予定です。

ドッキングが終わると、クルーはISSとのハッチを開ける前にリークチェックを行う予定です。この間、ファーガソンとバーバンクは、ペイロードベイ(貨物室)に搭載されているP3/P4トラスをスペースシャトルのロボットアーム(SRMS)で把持し、取り出して「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)に引き渡す準備をする予定です。アトランティス号とISSの両クルーは、9月11日午前7時00分(同9月11日午後9時00分)より少し前に対面する予定です。挨拶と標準的な安全に関する説明を済ませると、両クルーはこのミッション最大の任務である、P3/P4トラスをISSへ取り付ける作業に取り掛かります。

ファーガソンとバーバンクは、重さ約15.9トンのP3/P4トラスをアトランティス号のペイロードベイから持ち上げ、カナダアーム2が把持できる位置まで移動させます。マクリーンは、ISSの第13次長期滞在クルーでNASAサイエンスオフィサーのジェフリー・ウィリアムズと共にカナダアーム2の操作にあたることになっており、カナダアーム2を宇宙で操作する初めてのカナダ人となる予定です。

他のクルーは、物品のISSへの搬入、船外活動で使用する道具の点検、およびミッション中3回予定されている船外活動の手順確認を開始する予定です。飛行3日目の最後の作業として、ステファニシュン・パイパーとタナーが、“キャンプアウト”と呼ばれる船外活動前に行う手順を実施し、「クエスト」(エアロック)に入り、内部の気圧を10.2psi(約0.7気圧)まで下げる予定です。ISSのクルーは9月11日午後2時45分(同9月12日午前4時45分)に、アトランティス号のクルーはその30分後に就寝する予定です。

次のSTS-115ステータスレポートは、9月11日午後(同9月12日朝)、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/news/sts115/STS-115-04.html
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

  

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