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国際宇宙ステーションの組立フライト 12A(STS-115)

STS-115 NASAステータスレポート#03

最終更新日:2006年9月12日

2006年9月10日(日)午後5時00分(米国中部夏時間)
2006年9月11日(月)午前7時00分(日本時間)

スペースシャトル「アトランティス号」に搭乗している6人のクルーは、実りの多い1日を過ごしました。クルーはスペースシャトルの耐熱シールドの検査、国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキングの準備、そして今後予定されている3回の船外活動に向けた宇宙服の準備を行いました。

クルーは、スペースシャトルのロボットアーム(SRMS)に取り付けた長さ50フィート(約15m)のセンサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)を使って、アトランティス号を入念に検査しました。パイロットのクリストファー・ファーガソンとミッション・スペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のダニエル・バーバンクとスティーブン・マクリーンは、アトランティス号の左右の翼前縁、およびノーズキャップの強化炭素複合材(Reinforced Carbon-Carbon: RCC)パネルの表面を、ゆっくりと着実に検査しました。NASAジョンソン宇宙センター(JSC)の画像分析担当者が、この検査で得られたデータを分析し、アトランティス号の重要な表面の状態を調査します。ミッション後半に、より詳細な検査を行うかどうかはまだ決定されていません。

本日の作業の大部分を占める、アトランティス号のISSへのドッキングに向けた準備と、ミッション中に3回行う予定の船外活動に向けた準備を、予定よりも早く終えました。

MSのジョセフ・ターナーとハイディマリー・ステファニション・パイパーは、飛行4日目、5日目、そして7日目に予定されている3回の船外活動で、彼らとバーバンクとマクリーンが使用する宇宙服と道具の点検を行いました。船外活動では、P3/P4トラスの取付け、新しい太陽電池パドルの展開と、これらの運用に向けた準備が予定されています。

ISSでは、第13次長期滞在クルーのフライトエンジニアであるジェフリー・ウィリアムズが、明日のアトランティス号到着に向けてISSの準備を行いました。ウィリアムズはアトランティス号の耐熱シールドの高解像度写真の撮影に使うデジタルカメラを準備しました。また、コマンダーのパベル・ビノグラドフも手伝いながら、アトランティス号がドッキングする、「デスティニー」(米国実験棟)の端にあるPMA-2(与圧結合アダプタ2)を与圧しました。ビノグラドフは、アトランティス号に搭載して地上に持ち帰る物品の荷造りも行いました。

飛行3日目の9月11日には、コマンダーのブレント・ジェットがアトランティス号を手動で操縦し、機体をゆっくりと縦に一回転させます。この間に、ビノグラドフとウィリアムズが、ISSからアトランティス号の耐熱シールドを撮影します。

回転を終えると、ジェットはアトランティス号を操縦し、ISSにドッキングさせ、1週間にわたるスペースシャトルとISSの両クルーによる共同ミッションを開始する準備が整います。

スペースシャトルとISSの間のハッチが開く前から、ファーガソンとバーバンクがSRMSで巨大なP3/P4トラスを把持する予定です。ハッチが開いた後には、マクリーンがISSのデスティニー内にあるロボットアーム操縦席にいるウィリアムズと合流し、「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)を操縦してトラスをファーガソンとバーバンクから受け取る予定です。このトラスは、飛行3日目の夜間、カナダアーム2に把持されたままの予定です。

クルーは米国中部夏時間9月10日午後3時15分(日本時間9月11日午前5時15分)に就寝しました。そして、9月10日午後11時15分(同9月11日午後1時15分)に起床する予定です。ドッキングは飛行3日目の9月11日午前5時46分(同9月11日午後7時46分)に予定されています。

次のSTS-115ステータスレポートは、9月11日朝(同9月11日午後)、または新規イベントがあれば、発行する予定です。

出典:http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/news/sts115/STS-115-03.html
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

  

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