P6トラスのP5トラスへの結合、起動準備
カナダアーム2を操作する船内クルーの支援
船内クルーが「カナダアーム2」(国際宇宙ステーション(ISS)のロボットアーム)でP6トラスをP5トラス先端の取付け位置へ近づける際に、取付け位置はTVカメラの映像が利用できず、また、カナダアーム2が届くぎりぎりの場所であることから、船外活動クルーが音声でカナダアーム2の操作クルーに指示を送り、取付け位置までゆっくりとP6トラスを移動させます。
P5/P6トラス間のトラス結合システム(RTAS)のボルト締め
P6トラスとP5トラスを結合するために、トラス結合システム(Rocketdyne Truss Attachment System: RTAS)のボルト締め(4箇所)を行います。
P5/P6トラス間のケーブル接続
P5/P6トラス間の電力・通信ケーブルの接続を行います。
直列シャントユニット(SSU)の断熱カバーの取外し
P6トラスの直列シャントユニット(Sequential Shunt Unit: SSU)から、温度低下を防ぐために第1回船外活動で取り付けた断熱カバーを取り外します。
P6トラスのラジエータの固定解除
P6トラスに3基設置されているラジエータの内1基(Z1トラス結合時に前方にあったラジエータ)の展開に備え、固定を解除します。
メインバス切替ユニット(MBSU)の船外保管プラットフォーム2(ESP-2)への運搬
保管用のメインバス切替ユニット(Main Bus Switching Unit: MBSU)を、スペースシャトルのロボットアーム(SRMS)に乗ったクルーが、ペイロードベイ(貨物室)から船外保管プラットフォーム2(External Stowage Platform: ESP-2)に運び、ESP-2に装備されている軌道上交換ユニット(Orbital Replacement Unit: ORU)の固定機構(Flight Releasable Attach Mechanism: FRAM)に取り付け、保管します。
P1トラスのラジエータ展開に備えたSFUケーブルの設定
P1トラスの残り2枚のラジエータ展開に備え、ラジエータに設置された展開時に使用する火工品(Squib Firing Unit: SFU)を起動できるようにするために、第2回船外活動で実施したS1トラスのラジエータ展開準備と同様に、ヒータからSFUへ電力ケーブルをつなぎ変えます。
P3トラスの太陽電池パドル回転機構(SARJ)の点検(追加作業)
金属粉の付着が確認されたS3トラスと状態の比較を行うため、P3トラスのSARJを点検します。SARJの状態を写真に撮り、なにか付着物があれば採取します。
S0トラスの遠隔電力制御モジュール(RPCM)の交換(未実施)
S0トラスの故障した遠隔電力制御モジュール(Remote Power Control Module: RPCM)を交換します。
(写真、画像は全てNASA提供)