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教育イベント

航空機による学生無重力実験コンテスト

過去のテーマ紹介 : メニュー第9回の概要 > 日記・体験談

過去のテーマ紹介

第9回 航空機による学生無重力実験コンテスト

参加した学生からの日記・体験談
チーム名 テーマ名 代表提案者 日記 体験談
土地資源学研究室 微小重力下で、多孔質媒体中の水の移動を見よう 渡邉 幸
(明治大学)
1.
2.
3.
4.
津江・中谷研究室μgチーム 微小重力下での光ピンセットによる懸垂液滴径の計測

佐藤 政史 (東京大学)

Ocha 1102 微小重力下での水時計と砂時計 野中 杏菜
(お茶の水女子大学)
透明人間 過重-微小重力下におけるオジギソウの挙動観察 佐々木 雄作
(岐阜大学)

※表の をクリックすると、対応する内容が下に表示されます。




【体験談】 土地資源学研究室

「微小重力下で、多孔質媒体中の水の移動を見よう」

明治大学 農学部 3年
鈴木 心也

One for all, and all for one !!

「無重力実験って興味ない?」渡邉さんに言われたこの一言がこの実験に僕が参加したきっかけでした。最初は本当に興味本位でしたが、いざ最初のインターフェイス調整会に参加してみると課題がたくさん見つかりました。この実験を本当に実現できるかとても不安になったことを昨日のことのように覚えています。それからはというと、地上実験を行ったり、実験装置を開発したりとやることが山積みでどうしても夜遅くなってしまい、肉体的に大変でした。しかし、視察会で「よくできているね。これなら載せられます。」という言葉を聞いて今までやってきたことが報われたようでとても嬉しかったです。それからは細かな点などを調整していき万全の状態で名古屋に乗り込みました。

名古屋での生活は朝早く、春休み真っただ中で朝型に無縁な自分には厳しいものでした。しかし、絶対に成功させるんだという使命感が早起きを可能とし、装置の準備にも力が入りました。実験フライトはトラブルもありましたが結果としてよいものを得られることができたと思います。何か問題があった時や困った時にチームで助け合うことの大切さを改めて学ぶことが出来ました。また、メンバーそれぞれの良いところがたくさん見えて、このメンバーでやってこられたことを誇りに思いました。

全体を通して、僕は完全にサポート役として徹していたので(先生からはTwitterで「裏方で頑張る男の子、カッコいいね。それでこそ、男の中の男だ。」とリプライいただきました…笑)無重力は体験することはできませんでしたが、実験装置を試行錯誤して作成したこと、実験計画書を苦労して書きあげたこと、搭乗者が無事に帰ってくるように祈ったりしたことなどは一生忘れられない思い出です。さらに、人として一回り大きく成長できたような気がします。今度は是非、無重力を体験したいと思うので「無重力実験って興味ない?」って誰かをそそのかしてみようと思います(笑)



○謝辞

「第9回航空機による学生無重力実験コンテスト」に参加するにあたって(独)宇宙航空研究開発機構、(財)日本宇宙フォーラム、ダイヤモンドエアサービス(株)の皆様には大変お世話になりました。深く感謝の意を申し上げます。また、有限会社ヒロセ理化廣瀬次郎様には実験装置作成において貴重なお時間を割いてまで協力してくださいました。さらに、支援教員として明治大学農学部登尾浩助教授にご指導頂きました。ここに感謝の意を表します。
最後になりますが、共同実験者でもある土地資源学研究室渡邉幸さん、名倉理沙さん、小宮秀治郎先輩、協力してくださった同研究室のみなさんに感謝いたします。



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