アラスカでの訓練から戻り、今週はいつものようにNASAジョンソン宇宙センター(JSC)での訓練を再開しました。各自、自分の担当業務の知識や技能をupさせるべく、講義や訓練設備を使っての訓練を受けています。
さて、先週までのNOLS(National Outdoor Leadership School)訓練。初日の朝にアンカレッジから車で30分ほどのPalmerにあるNOLSの施設にてインストラクタと合流、必要な機材を借りて一路出発地のWhittier(アンカレッジの南東、車で約2時間)へ。そこからカヤックを持って夕方には船で移動、キャンプを張ってその日は終了。翌日からは毎日リーダを変え、グループの目的や疲れ具合、天候などに応じてルートなどを決めて移動。合間にはインストラクタからチームワークやリーダーシップなどについて講義(青空教室!)がありました。体力のある人、キャンプ慣れしている人、料理上手な人、それ以外の人、みんなが協力しながら、毎日を過ごし、目的地に向かいました。いろんなバックグランドを持つ飛行士が、同じ目的(ミッションの成功)に向けてそれぞれの特徴を生かしながら貢献していくという観点でも、類似性のある訓練だったと思います。コマンダーのマーク(Mark Kelly)も、「通常の訓練では24時間一緒にいたりはしないけど、NOLSで寝食を共にすることによってお互いをよく知ることができる」って言ってたけど、本当にその通りだと思いました。
前半はむっちゃいい天気(日焼けしました(笑))、中盤はちょっと雨模様、終盤は天候が悪くなるとの予報から当初の予定を変更してpick upポイント(船が迎えに来る地点)に向かわざるを得ませんでした。状況に応じて計画を変更するあたりも、まさに軌道上のミッションと同じですよね。
僕の今回のテーマは、クルーのことをよりよく知ること、そして初体験だったシーカヤックの乗り方を覚えることだったけど、共に目的は達成できたと思います。
☆さて、お知らせを一つ。現在JAXA Web上等で、「きぼう」打上げ応援キャッチフレーズを募集しております。募集締め切りは9/18(当初7/31を締め切りとしてましたが、延長しました)。どしどしご応募下さい!