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シンポジウム・ワークショップ

国際宇宙ステーション(ISS)・「きぼう」利用成果シンポジウム

「きぼう」利用の状況報告について

最終更新日:2011年9月28日

上垣内茂樹(JAXA宇宙環境利用センター技術領域総括)



 国際宇宙ステーションとは、どういったものかということを簡単にですが説明させていただきます。

 世界の15ヶ国が参加している国際宇宙ステーションは、サッカーコートほどの大きさがあります。日本はこの建物に「きぼう」という実験棟を付け、様々な実験を行っています。アメリカやロシア、カナダなども同じく実験棟を作って参加しています。宇宙ステーション、また日本の「きぼう」は2008年から運用を開始し、現在は古川宇宙飛行士が滞在し実験を行っているところです。

 「きぼう」では、船内はもちろん、船外でも実験が行えるようになっています。例えば船外では、「宇宙放射線」などの微細な粒子を計測できるような実験装置を積んで実験しています。船内には、高感度ハイビジョンカメラや、生命科学や物質科学の実験装置が設置されています。本日はその中から、生命科学の実験ができる装置の紹介が行われます。この装置では、宇宙の環境実験をするために必要な、無重力と重力のかかった場合を比較する両方のサンプルを手に入れることができます。また、宇宙放射線については、船外で計測する装置も設置されていますが、宇宙飛行士がフィルムのようなものをポケットに入れて、放射線量を計ったりもしています。その他「きぼう」では、これまでに細胞の実験、植物の実験なども行ってきました。

 「きぼう」を利用している各研究チームは、長い時間をかけて準備をし、実験を行い、そしてその解析を進めています。今回のシンポジウムでは、そういったチームを代表する方々に研究の発表をしていただき、後ほど行うパネルディスカッションで、参加者の皆さまとの意見の交換が行えればと思います。

講演一覧

研究発表講演
  1. "がん化を防ぐ遺伝子「p53」の宇宙での働きを探る"
    大西 武雄(奈良県立医科大学 医学部 特任教授)
  2. "アポトーシスの"司令塔"、ミトコンドリアは宇宙でどう働くか?"
    馬嶋 秀行(鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 教授)
  3. "カイコの卵は宇宙放射線の番人になるか?"
    古澤 壽治(京都工芸繊維大学 名誉教授)
特別講演
 
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