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国際宇宙ステーション(ISS)に取り付けられた、「きぼう」日本実験棟では、宇宙の環境を利用した幅広い分野の実験・観測ミッションが行われています。宇宙実験棟では、「きぼう」で行われているこれら宇宙実験の利用者支援や、宇宙実験のための共通技術の開発、地上研究を行っています。
「きぼう」に搭載される実験装置や実験テーマについて
材料と容器の適合性を評価するための試験設備および材料系実験試料の搭載性評価に必要な蒸発量測定のための試験設備等を整備しています。また利用者の要望の多い実験材料についてその評価データの取得を行います。
ISSで行う遠隔実験に必要とされる支援技術を開発するために、軌道上(ISS)および地上系(オペレーションセンター)を模擬したテレサイエンステストベッドを設置しています。要素技術の開発、技術的要求事項の明確化、実験手順の検証および運用要求の抽出などを行います。
ライフ系宇宙実験で搭載する可能性のある生物試料について、利用者の開発する装置を含む実験装置に関して搭載技術の開発を行っています。
材料実験、流体物理実験、ライフサイエンス、バイオテクノロジーなどの各分野の宇宙実験に必要な地上研究および予備実験に利用されています。
材料実験、流体物理実験、ライフサイエンス、バイオテクノロジーなどの地上対照実験を行なうための実験室です。実験手順の確認、比較対照用サンプル作製等、宇宙実験遂行に必要な各種データを取得します。またミッション実施時には軌道上実験と同時進行で対照実験も行なえます。
【宇宙実験棟 建物概要】
鉄骨造 3階建 /
延床面積 6,317m2 / 1992年6月完成
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