宇宙ってどんなとこ
02 ハッブル宇宙望遠鏡の世界
地球上ではなく、宇宙に望遠鏡を作ることを思いついた科学者がいました。
「宇宙から天体観測(かんそく)ができれば、空気の影響がないので、地上からよりもずっと遠くまで、ずっと鮮明(せんめい)に観測(かんそく)できるじゃないか」というわけです。
こうして宇宙に画期的な望遠鏡が作られました。アメリカのハッブル宇宙望遠鏡です。
このハッブル宇宙望遠鏡の成果は予想以上でした。長い間なぞだった宇宙の年齢(れい)が140億年近いことや、太陽系外惑星の大気中に酸素と炭素の存在を確認しました。
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地球の1つ外側を回っている惑星、火星です。地球で言えば北極のあたりに見える白いものは、二酸化炭素の氷、ドライアイスであると言われています。 |
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星がたくさん集まったものを銀河といいますが、これはNGC4414という渦(うず)巻き型の銀河です。宇宙はこのような銀河がさらにたくさんあるのです。ちなみにこのNGC4414までは光の速さで6,000万年かかります。 |
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車輪銀河とよばれるこのユニークな形は、上のような渦(うず)巻き銀河の中心を別の銀河が通り抜けたことによってできたと考えられています。壮大(そうだい)なスケールの話です。 |
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わし星雲と呼ばれるM16星雲の一部で、うまれたばかりの星もとらえられた有名な画像です。この柱のように見えるのは水素などのガスで、この中にはまだうまれる前の星が隠れていると言われています。 |
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ケンタウルスAという巨大な銀河の中心に隠れているブラックホールが、もう一つの小さな銀河を吸収している様子です。このような銀河の吸収は、宇宙のはじまりにはよくあったと考えられています。 |
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ハッブル宇宙望遠鏡と地上の望遠鏡とが共同して発見した、130億光年はなれた銀河の画像です。この光は宇宙のごく初期に発せられたものと考えられています。 |
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