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大阪大学微生物病研究所 伊川正人教授らの研究グループは、筑波大学医学医療系 高橋智教授、JAXAらとの共同研究により、2016年に「きぼう」日本実験棟での長期飼育マウスの全数生存帰還を成功させたJAXAの第1回小動物飼育ミッション(MHU-1)において、帰還した雄性マウスの生殖器官や精子受精能力などを評価しました。その結果、宇宙に滞在したマウスの精子が正常な受精能力を持っており、次世代マウスの成育・繁殖能力においても親世代の宇宙滞在の影響は見られないことを世界で初めて明らかにしました。本研究成果は、将来、人類が宇宙へ活動領域を広げるにあたっての基礎的知見となります。
本研究成果は、2019年9月24日に英国の科学誌ネイチャー(Nature)の姉妹紙のオンラインジャーナル「サイエンティフィック リポーツ(Scientific Reports)」に掲載されました。
詳細は以下のサイトをご覧ください。
タイトル:"Male mice, caged in the International Space Station for 35 days, sire healthy offspring"
著者名:Matsumura T#, Noda T#, Muratani M, Okada R, Yamane M, Isotani A, Kudo T, Takahashi S and Ikawa M (#:共筆頭著者)
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