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5月11日午後7時30分から午後7時40分の間に2回に分けて、「きぼう」日本実験棟からケニア、トルコ、コスタリカの超小型衛星3機が放出されました。
その後、3機全ての衛星から電波を受信しました。
ケニア共和国初の「1KUNS-PF」
第1回KiboCUBEとして選定されたナイロビ大学の超小型衛星です。
KiboCUBEとは、発展途上国等の宇宙関連技術向上への貢献等を目指し、平成27年9月から実施している国連宇宙部とJAXAの連携協力プログラムであり、能力開発イニシアチブとして「きぼう」からの超小型衛星放出の利用機会を提供します。本衛星は平成28年8月に国連宇宙部とJAXAが共同して選定し、打上げ放出に向けてJAXAと技術調整を進めてきたものであり、ケニア初の衛星として開発・運用されるものです。
トルコ共和国の「UBAKUSAT」
2016年9月に、JAXAとトルコ共和国運輸海事通信省との間で、簡易曝露実験装置(Experiment Handrail Attachment Mechanism: ExHAM)を利用した長期材料曝露実験(2回分)と小型衛星放出機構(JEM Small Satellite Orbital Deployer: J-SSOD)を利用した超小型衛星1機の放出に関する「きぼう」利用の協力合意を締結しました。
今回の超小型衛星(UBAKUSAT)の放出はその協力合意に基づくもので、新規開発のVHF/UHF通信機器(小型衛星搭載用リニアトランスポンダ他)の技術実証および、宇宙放射線計測技術の実証実験などを目的としています。
コスタリカ共和国初の「Irazu」
九州工業大学からの技術協力を得て、コスタリカ工科大学およびCentral American Association of Aeronautics and Spaceが衛星開発を行いました。
コスタリカ共和国および中米地域初の衛星となるこの「Irazu」は、コスタリカ熱帯雨林の観測データや天候、土壌、樹木成長に関するデータ取集を目的とする通信衛星の技術実証を目的としています。
筑波宇宙センターでは、ケニア共和国教育省長官とコスタリカ共和国の大使やトルコの公使参事官、そして日本政府関係者が3機の超小型衛星の放出を見守りました。
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