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「きぼう」での実験

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トルコ共和国の超小型衛星「UBAKUSAT」が日本に引き渡されました。打上げに向けて準備開始です。~金井宇宙飛行士のISS長期滞在中に放出予定!~

最終更新日:2018年2月28日

2018年2月23日、トルコ共和国の超小型衛星がJAXA筑波宇宙センター(TKSC)において、関係者が見守る中、JAXAに引き渡されました。今後、金井宇宙飛行士のいるISSに向けて、輸送準備を進めてまいります。

2016年9月に、JAXAとトルコ共和国 運輸海事通信省(MTMAC)との間で、簡易曝露実験装置(ExHAM)を利用した長期材料曝露実験(2回分)と小型衛星放出機構(J-SSOD)を利用した超小型衛星1機の放出に関する「きぼう」利用の協力合意を締結しました。今回の超小型衛星放出の受領はその協力合意に基づくもので、4月打上げ予定の米国宇宙船SpaceX-14でISSに輸送予定です。金井宇宙飛行士の長期滞在中に衛星放出することを目指して、準備を進めております。

トルコ衛星の名前は「UBAKUSAT」、3U(約10㎝×10㎝×30㎝)サイズです。新規開発のVHF/UHF通信機器(小型衛星搭載用リニアトランスポンダ他)の技術実証および、宇宙放射線計測技術の実証実験などを目的としています。

23日には、イスタンブール工科大学の実験提案者が、ハンドキャリーで衛星を筑波宇宙センターに運び、J-SSODへの搭載に問題がないこと確認しました。

図1:トルコ衛星「UBAKUSAT」外観(3Uサイズ)
(出典:JAXA)

図2:J-SSODに搭載した状態のトルコ衛星「UBAKUSAT」
(出典:JAXA)

図3:衛星受領証を持つ、JAXAとトルコ関係者(出典:JAXA)
(左から:トルコ大使館二等書記官 Mr. Mustafa Cumhur Ozkan、イスタンブール工科大学 Alim Rustem Aslan 教授、JAXA関係者2名)

 
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