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第1回「きぼう」ロボットプログラミング競技会(Kibo-RPC:「きぼう」ロボットプログラミングチャレンジ)は、2019年から参加者の募集を行っており、7か国/地域より313チーム、1168人が参加しています。国籍別にみると15か国/地域の学生からの応募がありました。大変多くの方々にご参加いただき、とてもうれしく思います。また、最年少の応募者は9歳で幅広い年齢の皆様から応募がありました(図1)。
なお、オブザーバとして、バングラディシュから46チーム、172人が参加しています。
参加チーム数 | |
---|---|
オーストラリア | 14 |
インドネシア | 37 |
日本 | 12 |
シンガポール | 3 |
台湾 | 58 |
タイ | 151 |
アラブ首長国連邦 | 38 |
合計 | 313 |
国籍別参加者数 | |
---|---|
オーストラリア | 64 |
バーレーン | 1 |
エジプト | 1 |
エチオピア | 1 |
インド | 10 |
インドネシア | 148 |
日本 | 45 |
ヨルダン | 2 |
パキスタン | 3 |
シンガポール | 6 |
台湾 | 243 |
タイ | 454 |
アラブ首長国連邦 | 186 |
アメリカ合衆国 | 2 |
ベトナム | 2 |
合計 | 1168 |
2020年6月にKibo-RPCイベントの予選が各国/地域で開かれました。各国/地域のPOC(Point of contact)により、それぞれ趣向を凝らした予選会が開催され、参加者の皆様と共に盛り上がった様子が報告されています。各国の予選の様子やPOCからのコメントを紹介します。
各国で優勝したチームは、本選に参加する切符を手にしました。本選では、軌道上のISSで実際に使われているAstrobeeにプログラムをインストールし、速さと精度を競い合います。予選では10 Runを行ったうち最悪の結果をチームの得点としましたが、本戦では1度きりのチャンスとなるため、決勝進出チームには本選に向けたプログラムの改修を行ってもらい、よりよいプログラムを作成してもらいます。皆様の今後の頑張りを応援しています。
今回残念ながら優勝できなかったチームにも、この機会に学んだことや経験したことを今後に活かし、様々な方面での活躍を期待しています。ぜひ本選で自国の優勝チームが世界でも1番になれるように応援してください!
予選はリモートでのリアルタイムイベントとして行い、オンラインでの参加としました。参加者のプログラムを実行し採点している間、JAXAの油井亀美也宇宙飛行士、同有人宇宙技術センターの鈴木和哉主任研究開発員と河合優太研究開発員、東京大学の中須賀真一教授による講演会が行われました。イベントの様子はYouTubeでライブ配信され参加者だけでなく、一般の方を含めYouTubeのチャットでの質問コーナーが設けられ、大いに盛り上がりました。その後、トップ4のチームのシミュレーション動画を解説付きで配信した後に順位が発表されました。
1位「Hypernova」、2位「UT-kebab」、3位「tohoku」、4位「Cassiopeia」となりました。
コロナウイルスのある厳しい環境でも白熱していて興奮しました。特に優勝したチームは、このコロナウイルスで学校がなく、その時間を無駄にしたくないからこそ参加したっていうところが凄くて、こういう厳しい環境でも何かできることはないかと探し、自分から苦労を買って出たチームが優勝したのが凄いと思いました。皆さまには、このイベントを通じて自分も宇宙開発に携わることができる、宇宙は思ったよりも自分達に身近なものだというところを感じて欲しいです。今回のイベントをきっかけに、自分の将来の可能性に気がついて欲しい、また今後さらに多くの若い人達が参加して、日本の宇宙開発、世界の宇宙開発を引っ張っていくような人材になって欲しいです。決戦では、宇宙の環境が実際どういうものかを想像する力を働かせて、諦めなければ次に繋がる、糧になるので、失敗を恐れずに自由な発想でプログラミングにチャレンジしてほしいです。
参加した10チームそれぞれに工夫を凝らし、例えばこの回転のスピードは遅いからなるべくしないようにするという戦略を考えていたのが面白かったです。それから今回イベントでは評価の仕方を10回いろんな状況でやってみて一番悪いものを選びました。これは宇宙でとっても大事なことで、作った人から離れたところで確実に動く、離れているからすぐに修理に行けないとか帰るって事が出来なくて、動き始めたら手が出せないといったところが題材になっています。この宇宙で非常に大事なことに合わせた評価基準にしたけど、それもこのイベントの面白かったところですね。本選は宇宙で行うので、勝ち上がったチームがどんなパフォーマンスを示すか、本当に軌道上で動くロボットがこのシミュレーションで作ったのと同じ動きをするか不安であると同時に楽しみでもあります。また本選ではアジア各国、それぞれの国の持っている特徴を活かしたプログラムができるので、それが競争されることを楽しみにしています。
インドネシアでの予選イベントもオンライン参加の形で開催されました。インドネシア航空宇宙研究所(LAPAN)は、参加者のプログラムを実行し、採点している間、参加者のビデオプロフィールやKibo-ABCについての紹介をしました。
Kibo-RPCは、学生向けのロボットプログラミングについて学ぶ素晴らしいイベントです。参加要請以来、高校生から大学生まで、たくさんの学生から注目を集めてきました。セルフラーニング期間中も参加者は積極的にシミュレータを使用し、予選の準備をしていました。コロナウイルスの流行により予選に参加できないチームもあり大変残念でしたが、次回のKibo-RPCに参加してくれることを願っています。このプログラムを継続することは、ロボットプログラミングに関する学生の能力を高め、他の国からの学生間の交流を広げる大きな機会になると考えています。
台湾の予選イベントでは、イベント会場にて参加チーム全員でシミュレーション結果動画を見ながら、解説者が参加者にプログラムに対するフィードバックがなされ、活発な議論が行われました。台湾独自のインタビューセッションを設け、シミュレーション結果と合わせて評価し順位を決定しました。優勝発表授賞式は7月15日に行われ、優勝チームは喜びにあふれていました。
Kibo-RPCは、Kibo-ABCが主催する非常に優れたコンテストであり、私たちは自国で予選を実施するという非常にすばらしい経験をしました。今後もKibo-RPCが継続され、さらにKibo-ABCが開催する他のコンペティションまたはコラボレーションプログラムが開催されることを期待しています。ローカルマシンのKibo-RPC Webシミュレーションを充実させて、国内の教育を促進できることを願っています。
予選では予想外の状況に遭遇しました。例えば、シミュレーションマシンのCPU負荷が結果に影響するなど、一日のうちでも時間帯によってシミュレーション動作に差がありました。朝5時などの早い時間帯にはスムーズにプログラムが動いていたのですが、夜は多くのユーザが同時にWebシミュレーションを実行するため、なかなかうまくいかないなど予想外の事態に遭遇しました。第1回目のKibo-RPCの経験を生かして、次回のKibo-RPCを企画したいと思います。
最後に、このような優れた活動を組み立てたJAXAの取り組みに感謝します。
アラブ首長国連邦の予選イベントでは、参加者のシミュレーション結果動画を見ながら、解説者が参加者にプログラムのフィードバックを行い議論が交わされました。またイベント冒頭にアラブ首長国連邦宇宙庁(UAESA)長官と若田宇宙飛行士が参加者に向けてスピーチを行いました。
アラブ首長国連邦宇宙庁では、次世代の子供たちに宇宙に関連する高度なスキルを獲得してもらうために活動を行っています。「Kibo-RPC」に対して関心の高い多くの学生を目の当たりにすることができたのは素晴らしいことでした。
999-IN-SPACEチーム、おめでとうございます。ファイナルラウンドへの参加を楽しみにしています!!
シンガポールの学生は学業の都合上、プログラムを作成する時間が短く苦労されていましたが、勇敢に努力をしました。予選では全員が集まることはできませんでしたが、シンガポール宇宙技術協会(SSTL)が学生のプログラムをシミュレーション環境で実行し、そのスコアをもとに順位を決定しました。
タイでは、参加チーム数が151チームと多くの応募があったため、独自に1次予選会を開催し、2次予選へ進む20チームを決めました。
1次予選の結果
2次予選では、20チームの参加者に対してインタビューを行い、シミュレーションの得点と合わせて優勝チームを決定しました。6月16日に予選の表彰式が行われ、会場ではタイ国立科学技術開発庁(NSTDA)およびJAXA小野敦バンコク駐在員事務所長による挨拶のほか、タイの予選での協力団体の方々がスピーチを行いました。表彰式では最優秀賞のほかにも様々な賞が各チームに授与されました。
受賞名 | チーム名 |
---|---|
タイ予選優勝賞 | won-SpaceY |
最優秀プレゼンテーション賞 | KMIDS13 |
中学ベスト賞 | TAQ Thailand Hushub |
高校ベスト賞 | INTENSION X Made in Heaven |
競技速さ1位 | BFST Destiny |
JAXAの「Kibo-RPC」に参加した若者たちは、大きな決意を示しました。彼らは、NASAのAstrobeeロボットをプログラミングする機会を与えられたという刺激的な気持ちを持っていました。このプログラミング経験は、彼らのさまざまなスキルの向上をサポートしてくれることでしょう。 数学、物理学、コンピューター言語のそれぞれを統合しており、クリティカルシンキングやチームコラボレーションなどの21世紀の重要なスキルも獲得することができます。
若者がこのコンテストで得た知識と経験が、将来、国の産業技術をさらに強化することを心から願っています。
このイベントを企画してくださったJAXAに感謝いたします。Kibo-ABCの活動が、加盟国の若者や世界中の若者の利益のために継続して行われることを願っています。
オーストラリアは新型コロナウイルス感染拡大の影響で予選を開催することができませんでしたが、参加者の実力と努力を評価し、ファイナリストを選出しました。
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